今季3勝の平田憲聖が勝俣陵と並び首位ターン 石川遼は42位で予選通過
◇国内男子◇パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ 2日目(20日)◇有馬ロイヤルGC ロイヤルコース(兵庫)◇7100yd(パー72)◇晴れ(観衆1248人) 【画像】新たな試みを継続中 石川遼はピンマイクを装着してプレー 賞金ランキングトップを走る平田憲聖が4バーディ、ノーボギーの「68」をマークして、2位から通算14アンダーの首位に浮上した。「65」を2日続けた28歳の勝俣陵と並んだ。 平田は今月に入り「フジサンケイクラシック」、「シンハンドンヘオープン」で連勝。前週の「ANAオープン」で3週連続優勝を逃した直後に、今季4勝目のチャンスを引き寄せて大会を折り返した。最終18番では、2打目をガードバンカーに入れるピンチから一転、3打目を直接カップインさせるバーディフィニッシュ。「最終ホールをボギーで落として明日を迎えたくなかった。最後にラッキーで入って首位でターンできるのは大きい。ピンチをしのいで、最後に我慢していたご褒美がきた」と週末に向けて弾みもつけた。
初優勝を狙う勝俣は、予選ラウンド36ホールの自己最少ストローク「130」にまとめ、ツアーで初めて首位に立った。「正直いいイメージで(試合に)来られていなかったので、この位置で予選を通過できるとは思わなかった。『あとはパットが入ってくれれば…』という感じで毎週やっていて、それがこの2日間しっかり入ってくれた。いまのところ緊張はしていないので楽しみ」と意気込んだ。 初日に大会コース記録の「61」で回ったソン・ヨンハン(韓国)はこの日「70」にとどまり、通算13アンダー。阿久津未来也と並ぶ3位に後退した。 首位と2打差の12アンダー5位に清水大成。11アンダー6位に永野竜太郎と大堀裕次郎が続いた。 2アンダー66位から出た石川遼は6バーディ、2ボギーの「68」で6アンダー42位。宮里優作、大岩龍一らと並んで決勝ラウンドに進んだ。 兵庫・小野東洋GCで行われた昨年大会を制した大槻智春は、2週連続優勝かかる岩崎亜久竜、歴代王者の蝉川泰果らと同じ5アンダーの49位で予選を通過した。 <上位成績> 1T/-14/平田憲聖、勝俣陵 3T/-13/阿久津未来也、ソン・ヨンハン 5/-12/清水大成 6T/-11/永野竜太郎、大堀裕次郎