明日へのエール送るかき氷店 大阪から移住の元教員がオープン、看板商品は「情熱エールいちご」
長野県伊那市小沢の元教員山本晶子さん(38)が27日、かき氷店「エール堂」を自宅近くでオープンする。大阪市からの移住者で、地元住民の力も借りて念願だった店舗を持つ。自身が感銘を受けたり、勇気づけられたりした言葉をつづった「エールカード」をかき氷に添えて提供する予定で、「明日も頑張ろうと思える店にしたい」と張り切る。 【写真】「情熱エールいちご」を手にする山本さん
大阪市で小学校の教員として12年間勤務した山本さん。特色ある教育に取り組む伊那市伊那小学校や自然環境などに引かれて2022年、家族4人で移住した。教員時代からかき氷が好きで、自分の店舗を持つことが夢だった。
店舗は空き家を改修して活用。近所の住民や「ママ友」が協力してくれ、内装や装飾品などを整えた。商品は全17種類。「情熱エールいちご」(税込み1500円)は、ふんわりとした氷に市内産のイチゴ「紅ほっぺ」で作ったシロップなどをかけた一品だ。
「前向きに楽しく人生を過ごしてもらえるよう店名を選んだ」と山本さん。カードには「人を笑うより、人を笑顔にする人でありたい」などの言葉が記されているといい、「店が人と人とがつながる場にもなってほしい」と期待する。午前11時~午後5時。無くなり次第終了。不定休。