“藤井を負かした男”伊藤匠叡王 師匠が語る強さの原点「将棋が好きでたまらないのは才能」
伊藤新叡王の師匠 宮田利男八段(71) 「なんとかさんに今度負けたら、三軒茶屋いちの超激辛ラーメンを食わせるからなと言ったら『はい』と言った」 一度は「はい」と言ったものの… 伊藤新叡王の師匠 宮田利男八段(71) 「実際負けたので、じゃあ(激辛ラーメン)行くぞと言ったら『今はコロナの時代だから外出は避けた方がいい』と。なんだかんだ理由つけて、うまいなこれと」 ──(激辛ラーメン)行っていない? 「はい」 それでも将棋に関しては、昔から“負けず嫌い”。
伊藤新叡王の師匠 宮田利男八段(71) 「これは6歳。子どもの頃から大人には負けない、それくらいの気持ちでやっている。将棋が好きで好きでたまらないというのは、才能だと思うんですよ」
叡王戦第4局の時に師匠と伊藤新叡王が行ったやりとりでは、敗れた伊藤新叡王からの返事は短く「また次、頑張ります」。 伊藤新叡王の師匠 宮田利男八段(71) 「妙に辛抱強い。結局あのレベルになると、辛抱強いほうが勝つ」 その言葉通り、最終局も最後の最後まで繰り広げられた同学年の「熱戦」。 伊藤匠新叡王(21) 「きのうの将棋は、最後まで優劣のはっきりしない“熱戦”を見せることができた。将棋界を盛り上げていけたらと考えている」 将棋界を盛り上げるため、新叡王はさらなる“高み”を目指します。