【陸上】三井住友海上・片貝洋美が現役引退、黒川円佳は退部 元・京セラの兼友良夏が新加入
三井住友海上女子陸上競技部は3月31日付で片貝洋美が引退、黒川円佳が退部したことを発表した。また、昨年末まで京セラに所属していた兼友良夏が加入したことも明らかとなった。 岩谷産業に大阪学大卒・佐藤千紘が入社!昨年クイーンズ駅伝初入賞 水金コーチも加入 片貝は32歳。群馬・常磐高ではエースとしてトラックや駅伝に活躍し、城西大では関東インカレ5000m入賞などの実績を残している。卒業後はしまむらに入社して3年連続クイーンズ駅伝に出場。18年からは三井住友海上に移籍し、昨年のクイーンズ駅伝でも2区を担った。 黒川は鹿児島県出身の21歳。中学から陸上を始め、神村学園高では1年でインターハイ800mに出場したほか、全国高校駅伝でも3区を走り、チームも優勝を飾った。20年のインターハイ代替大会となった全国高校競技会では3000mで2位と個人でも活躍。実業団では21年のU20日本選手権で1500m、5000mでともに6位の成績を残している。 一方、新加入の兼友は広島県出身の22歳。高校時代までは全国大会の経験はなかったものの、京セラ入社1年目の2000年に3000mで9分06秒08をマークするなど急成長を遂げた。昨年は4月の兵庫リレーカーニバル10000mで日本人トップの3位を占め、鹿児島国体では5000mで8位に入賞し、12月の日本選手権10000mにも初出場を果たしていた。 1991年創部の三井住友海上は、94年に全日本実業団対抗女子駅伝に初出場。04年には土佐礼子(現・アドバイザー)がアテネ五輪女子マラソンで5位入賞を果たし、渋井陽子(現・コーチ)が女子マラソンの日本記録を樹立した。全日本実業団対抗駅伝は大会最多7度の優勝を誇り、昨年まで29回出場している。
月陸編集部