「やばいですよね」巨人が歴史的猛攻9者連続安打 4番岡本も驚き「置いてかれなくて良かった」
◆日本生命セ・パ交流戦 巨人18―2ロッテ(4日・東京ドーム) 歴史的猛打を呼び込んだ。岡本和が勝負強い打撃でチームをけん引した。同点の3回無死一、二塁。1―1からの3球目、小島の真ん中低め139キロ直球を引っ張った。打球は三遊間を破り、二塁走者のヘルナンデスが生還。決勝の適時打となった。1イニング11得点の先陣を斬った主砲は「どんな形でもヒットが出て、素直にうれしい」と笑みを浮かべた。 【動画】サク越え!岡本和真の豪快フリー打撃 一本では終わらなかった。1イニング2打席目となった7点リードの3回1死満塁では左前へ運び、この回2本目の適時打。「みんなすごい打つんで置いてかれなくて良かった」。チームは1イニング9者連続安打を含めて12安打11得点。9者連続安打は1996年7月9日の広島戦(札幌円山)の2回以来、2度目の球団記録で、96年6月30日生まれの岡本和は「すごいですよね、9連打って。やばいですよね」と驚きの表情で振り返った。 “ロッテキラー”ぶりを発揮した。「たまたまです」と謙遜しつつも、直近4年では試合前時点でロッテ戦は44打数18安打で打率4割9厘。敵地・ZOZOで3試合を戦った昨季は3戦3発と猛打を振るってきた。この日は3本の適時打を含めての4安打4打点と暴れ、打点はリーグトップに浮上する31だ。強烈な印象をまた植え付けた。 チームは今季最多23安打18得点で大勝。「なかなかあそこまでつながることはないでしょうけど、明日もつないでいけるよう頑張りたい」。勝負強さを取り戻している主砲が中心になってさらなる上昇気流に乗っていく。(宮内 孝太)
報知新聞社