“モーニング文化発祥地”の老舗喫茶店がピンチ!?1杯410円「値上げしたいが…そうもいかない」 コーヒー豆が歴史的高騰 「ゆで卵」も大変 愛知・一宮市
■ネスレ日本やドトールコーヒーでも… ネスレ日本でも来年2月から、順次インスタントコーヒーや菓子など、133品目の値上げや、内容の見直しをすると11月に発表。「ネスカフェ エクセラ」は内容量を減らした上で68円値上げします。 またドトールコーヒーは、12月12日から全国のショップで提供するブレンドコーヒーSサイズを、250円から280円に30円値上げ。コーヒー豆やフードメニューも値上げ対象です。 (正子さん) 「2年くらい前から業者から、値上げのお知らせ(の紙)が来て、一部取っておいた。こんなにたまってしまった。これ以上(値段が)上がらないでほしい」 「喫茶ナポリ」では、店に置く「新聞」・「雑誌」、加えて「おしぼり」も値上げの影響を受けています。さらにサービスで出す豆菓子や、小麦・油・米…提供メニューに関する何もかもが値上がりしているのです。 (正子さん) 「人を雇ってやっていくのはすごく難しい」 ■モーニングに欠かせないゆで卵が… そして、モーニングに必ずつく「ゆで卵」も影響を受けています。 一宮市にある、卵の直売所「うきうき村」を訪ねました(16日午後3時過ぎ)。 こちらではブランド卵「尾張の卵」(Mサイズ10個)がことし10月、250円から280円に値上げされました。エサ代や資材の高騰が背景にあります。大事な取引先である喫茶店の経営が圧迫されていることについては。 (一宮市浮野養鶏 伊川真宣さん) 「一宮のモーニングを支えていかないといけないので、協力して頑張っていきたい」 これまで東海地方の各店が特徴あるメニューを押し出し、モーニング文化を作り上げてきた形ですが、いよいよ店の努力だけでは我慢しきれない物価高騰の波と言えそうです。
CBCテレビ