【陸上】110mH日本記録保持者・村竹ラシッドが順大卒業「あっという間の4年間」「いい仲間に恵まれた」
男子3000m障害日本記録保持者で東京五輪・ブダペスト世界選手権入賞の三浦龍司が順大の卒業式に出席し、式典後に報道陣の取材に応えた。 三浦龍司が順大卒業「大きく変われた4年間」4月からSUBARU「パリ五輪でメダルを目指していく」 式の後は同学年の村竹ラシッド、体操金メダリストの橋本大輝とともに記念撮影。他の卒業生からも注目の的だった。 昨年9月の日本インカレで、先輩の泉谷駿介(住友電工)に並ぶ13秒04の日本タイ記録を樹立して3連覇を果たした村竹。やはり一番思い出に残っているのも、そのレースを挙げ、「自分だけが勝ちたいのではなく、陸上部全体で勝ちたいという思いが強まっていた」と理由を明かす。 そうしたチームで過ごした4年間に「人間として成長できたと思います」を振り返る。総合優勝を常に争う意識が高いチームにあって、「個性が強すぎる仲間たち」と村竹。「応援席で必死に声を張り上げて応援してくれる人もいましたし、一人ひとりが自分の立場ややるべきことを理解して、実践できる人たちの集まり。いい仲間に恵まれました」と語った 冬季も大きなケガはないといい、年末には泉谷と鹿児島で合宿、卒業式までは豪州で合宿を積んできた。主なテーマは「最大出量を高める」ことで、「ウエイトトレーニングではクリーンもマックスが110kgになりました」と言う。そうした中でも、身体が大きくなるだけではなく「中身がしっかりしてきて、質の良い身体になったと思います」と話す。スピードや出力を「制御」するために、ここから技術面を噛み合わせていく。 シーズンインは出場が決まれば4月後半のダイヤモンドリーグ(蘇州大会)への出場も見込んでいるが、他の選手の動向次第で織田記念(4月29日)の可能性もある。 春からはやり投世界一の北口榛花らと同じJAL所属に。「社会人1年目から世界にインパクトを与えられるうような結果を残したい。まずはパリ五輪の出場を決めて、決勝に進出したいです」と誓いを立てていた。
月陸編集部