中谷潤人が「ザ・リング」のPFPで10位に初ランクイン 体重超過のガルシアに敗れたヘイニーがランク外に
ボクシング界で最も権威がある米国の老舗専門メディア「ザ・リング」は24日、全階級を通じたプロボクサー最強ランキングの「パウンド・フォー・パウンド(PFP)」を更新。WBC世界バンタム級王者の中谷潤人(26)=M・T=が10位となり初めてランクインした。1位はWBA、WBC、WBO世界ウエルター級統一王者のテレンス・クロフォード(36)=米国、2位は4団体世界スーパーバンタム級統一王者の井上尚弥(31)=大橋=で変わらず。 【写真】中谷潤人と親友のアンソニー・オラスクアガ 中谷は2月24日に東京・両国国技館で、初防衛を目指していた王者のアレハンドロ・サンティアゴ(メキシコ)に6回TKO勝ちし、世界3階級制覇を達成した。1~6位までは変わらなかったが、7位だったWBC世界スーパーライト級王者のデビン・ヘイニー(25)=米国=が、4月20日(日本時間21日)に米ニューヨーク州ニューヨークのバークレイズ・センターで、前日計量で3・2ポンド(約1・45キロ)体重超過した同級7位のライアン・ガルシア(25)=米国=に0-2の12回判定負けしてランク外となり、代わりに中谷が10位にランクインした。 中谷は前戦の勝利後に「統一戦だったり、PFP入りを目標に、ビッグファイトをしていきたい」と意気込んでいたが、早くも常々目標と口にしていたPFP入りを果たした。 プロ戦績は中谷が27戦27勝(20KO)、クロフォードが40戦40勝(31KO)、井上が26戦26勝(23KO)、サンティアゴが37戦28勝(14KO)4敗5分け、ヘイニーが32戦31勝(15KO)1敗、ガルシアが26戦25勝(20KO)1敗。 最新の「ザ・リング」PFPは下記のとおり。かっこ内は前回順位。 ①テレンス・クロフォード(米国、1) ②井上尚弥(日本、2) ③オレクサンドル・ウシク(ウクライナ、3) ④サウル・アルバレス(メキシコ、4) ⑤アルツール・ベテルビエフ(ロシア、5) ⑥ドミトリー・ビボル(ロシア、6)