24年産米、全国作況「やや良」 予想収穫量が6年ぶり増加
農林水産省は11日、2024年産のコメ(水稲)の全国の作況指数(平年=100)が9月25日時点の調査で「やや良」の102になるとの見通しを発表した。主食用米の収穫量は前年産に比べて22万3千トン増の683万3千トンで6年ぶりの増加を見込んだ。一部地域で低温や日照不足などの影響があったが、多くの地域で天候に恵まれた。 都道府県別の作況は、岩手県と宮城県が「良」で、19道府県が「やや良」だった。主食用米の作付面積は前年産と比べて1万7千ヘクタール増の125万9千ヘクタールを見込んだ。北日本と東日本を中心に飼料用米からの転換などがあった。