本格派キャンプを実践! 知っておくと使える焚き火で大活躍のノコギリ選びとは
年末年始や大型連休など、いまや季節を問わず休日のレジャーとして人気のキャンプ。アウトドアが好きな人のなかには、テントから調理器具までキャンプ用品を一式揃えている人も多いのではないでしょうか。そんな人におすすめしたいのがノコギリです。ノコギリがあれば、薪を使いやすい大きさに切ったり、ブッシュクラフトで現地調達してみたり、持っておくだけでワンランク上のキャンプが楽しめますよ。今回は、よりアウトドアを満喫するために使いやすいノコギリの選び方をご紹介します。 【写真】薪割りで使える様々なノコギリの種類を見る(全9枚)
キャンプには折りたたみノコギリが便利
ノコギリの種類には、両刃・片刃・折り込み刃などがありますが、キャンプ時には折り込みノコギリがおすすめです。折り込みノコギリはその名の通り、折りたたんで刃を柄に納めるタイプ。安全かつコンパクトでポケットに入るサイズもあるので、持ち運びの多いキャンプ時には便利に使用できます。 また、ノコギリのサイズで注目して欲しいのが刃渡りです。ノコギリの刃渡りは「よく切るモノの2~3倍の長さ」が目安。市販の薪が直径7~8cmなのを考えると、20~25cm程度がちょうど良く使用できます。もちろん刃渡りが長い方が労力を掛けずに素早く切れますが、サイズが大きいので持ち運びの多いキャンプ時には不向きかもしれません。
替刃付きならコスパ抜群
ノコギリはしっかりとメンテナンスをおこなっていれば長く使用できますが、消耗品なため硬い木材を切れば刃こぼれすることも。そんなときのために、替刃付きのものを選んでおくと刃を交換するだけなので便利。本体ごと買い換えるよりもコスパに優れているのでチェックしてみてください。
ノコギリの刃の粗さはお好みでOK
ノコギリの大きさや長さを決めたら、刃の粗さに注目してみましょう。ノコギリの刃の粗さは、木を切断する早さに直結します。刃が粗ければ早く切断でき、細ければ切断に時間が掛かるぶん断面がきれいになります。 薪を切るのが主な目的なら粗めを、薪を切りつつクラフトをする予定なら、細めと粗めを見比べながら中間を選ぶのがおすすめです。
知っておきたいノコギリのアサリとは
またノコギリの基礎知識として、ノコギリの刃先は左右交互に広がっています。これを「アサリ」と言い、木を切断する際の摩擦抵抗を軽減し、おがくずを排出する役割があります。しかし断面が粗くなってしまうというデメリットもあるため、用途によっては「アサリなし」の方が向いているでしょう。
野中陽平