綱とり「ゴーゴー」 大の里に化粧まわし 「インパクトすごい」
ゴーゴーカレーグループ(金沢市)は8日、大相撲の大関大の里(津幡町出身、二所ノ関部屋)に化粧まわしを贈った。グループの象徴であるゴリラを中央に配したデザインで、受け取った大の里は「インパクトがすごい。初めて地元の企業からいただいてうれしい。石川の思いを背負って頑張りたい」と決意を新たにした。 化粧まわしの製作は同社の能登半島地震復興支援プロジェクトの一環。ブランドカラーである鮮やかな黄色と、大関しか使用できない紫色が使われた。石川ゆかりの化粧まわしは、津幡町後援会が贈った「火牛(かぎゅう)の計」をモチーフにした化粧まわしに続き二つ目となる。 茨城県阿見町の二所ノ関部屋で行われた贈呈式では、西畑誠社長から「ゴリラのように優しく、強い心を持つ大の里関」と言葉を掛けられ、何とも言えない表情を浮かべた大の里。記者からゴリラに親しみを感じるかと質問されると、「いや、ない…」と苦笑した。 金沢カレーを巡っては、大の里は野々市に本店がある「チャンピオンカレー」が好物とデビュー前から言及している。金沢カレーが「故郷の味」だという大の里は、ゴーゴーカレーの茨城県内にある店舗にも食べに行くことがあるとし「この化粧まわしで土俵入りするのが楽しみ」と最後は笑顔を見せた。