小池代表が続投表明、国会議員の共同代表を選出へ 希望の党が両院懇談会
希望の党は25日午後、両院議員懇談会を開いた。衆院選での敗北について小池百合子代表(東京都知事)の責任を問う声も出たが、小池代表は懇談会後の記者団への取材に対し、「創業者としての責任があると思っている。続けていきたい」と述べ、代表を続投する意向を示した。同時に国会議員の中から共同代表を選出することも表明した。 「私自身は都政を中心に進めていく形」として、基本的に国政のことは国会議員に任せる方針を示した。ただテーマによっては、国政に関する問題でも関わることがあるとも述べた。
両院懇談会では議員から辞任論と続投論
午後3時から始まったこの日の懇談会の冒頭では、小池代表が、衆院選で敗北を喫した一因になった「排除」発言を念頭に「私の言動で同志の方にご苦労をおかけしたこと、心ならずも多くの方を傷つけたことを改めて謝りたい」と陳謝した。参加した議員からは、小池代表の辞任を求める声と続投を望む声の両方があったという。懇談会は3時間以上続き、午後6時10分ごろ終わった。
樽床伸二代表代行によると、辞任派は選挙結果を真摯に受け止めるべきと主張、続投派は小池氏一人で党を立ち上げ多くの議員が誕生し、創業者としての責任を果たすべきと訴えたが、「代表は小池氏に続けてもらうということでまとまったと私は認識している」と語った。 共同代表と三役を含む党の主要人事案の取りまとめは、樽床氏と元民進党幹事長の大島敦氏に一任された。今週中にも両院議員総会を開き、そこで人事案を諮り、決定する。総会には小池代表も出席する。