独特の酸っぱさ「すんき」アイデア料理でPR 初コンクールの最優秀賞「ゼラ『す』そば」
長野放送
長野県木曽地域の郷土食「すんき」です。新たな食べ方を提案し消費拡大につなげようと初めて料理コンクールが開かれました。どんなアイデア料理が並んだのでしょうか? パスタにポテトサラダ、リンゴを使ったパイもー。 子ども: 「うまい」 13日、木曽町で開かれた料理コンクール。どの料理にも「あの漬物」が使われています。 赤カブの葉を、乳酸菌で発酵させた「すんき」です。塩は使わず、独特の酸っぱさが特徴です。 コンクールは、「すんき」の新たな食べ方を掘り起こし、消費拡大につなげようと、すんきの製造業者などでつくる協議会や県が初めて企画。 地域住民や小学校、高校などから30品が出されました。 こちらは、大桑村の大桑小学校3年生。今年、総合的な学習の時間で、赤かぶを育てすんきを作りました。 そのすんきを使い2種類のサラダや、そうめんなど4品を出しました。 児童 「(サラダに入れたのは)リンゴ、レタス、枝豆、すんき。すんきが酸っぱいので、甘みを足しました。コーンとかリンゴ入れて、苦手な人でも食べられるようにしました」 「自身持っている。優勝したい」 5人の審査員が見た目や味、すんきの生かし方などを審査。 その結果、最優秀賞に輝いたのは町内で飲食店を営む男性が作った、すんきやそばなどを麺つゆで味付けしたゼラチンで固めた「ゼラ『す』そば」。 味だけでなく、独創性なども評価されました。 すんきブランド推進協議会・松井淳一会長: 「(30品の出品は)想定以上でしたし、面白かったですね。木曽圏域だけではなくて、もう少し広い範囲ですんきが利用されたり、購入されたりすることになるんじゃないかと思って、うれしかったですね」 協議会や県は今回の30品のレシピをまとめ、PRしていきたいとしています。
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