大谷翔平、日本人初のスプラッシュヒットなるか 前日はボート8隻集結 ジャイアンツ戦「2番・DH」
◆米大リーグ ジャイアンツ―ドジャース(14日・米カリフォルニア州サンフランシスコ=オラクルパーク) 【動画】試合前にブルペンでキャッチボールする大谷 ドジャース・大谷翔平投手(29)が14日(日本時間15日・午前10時45分開始予定)、敵地ジャイアンツ戦に「2番・DH」で先発出場する。日本人選手では初めての「スプラッシュヒット」に期待がかかる。 オラクルパークの右翼場外の海に飛び込む本塁打は「スプラッシュヒット」と呼ばれ、ボートに乗った人たちがホームランボールに群がる光景は名物となっている。これまで日本人で達成した選手はいないが、13日(同14日)のカード初戦では、初回の大谷の打席でボート8隻が集結。MLBでも屈指の飛距離を誇る背番号17の“お宝”を狙っている人も少なくないだろう。 大谷は12日(同13日)の敵地パドレス戦を腰の張りで欠場。それでも、1試合の欠場のみで復帰すると、13日(同14日)の敵地ジャイアンツ戦では初回の第1打席の初球を右前打。打球速度106マイル(約170・5キロ)の痛烈な打球で回復ぶりを示した。2点を追う5回2死三塁では二塁へ適時内野安打。出場2試合ぶりとなるマルチ安打で打点も挙げ、チームの逆転勝ちに大きく貢献した。ロバーツ監督は「彼は誰よりも足が速い。誰よりも打球に勢いがある。翔平にできないことは何もないよ。いろんなやり方で相手をやっつける」とたたえた。 ただ、3回に空振りした際には腰を気にするそぶりを見せるなど、状態は100%ではないのだろう。それでも、結果を残してきたのが大谷だ。エンゼルス時代の22年5月26日(同27日)、リアル二刀流で出場した本拠地ブルージェイズ戦でも腰の張りで途中交代したが、その時は負傷翌日も代打出場し、3日後には2本塁打と復活している。今回は翌日に休養したが、また近いうちに復活アーチが見られるはずだ。
報知新聞社