彼女がどうしてスバル「BRZ」を選んだか? ゴスロリファッションからは想像できないサーキット練習用として日々進化中です
全日本ラリーとKYOJO CUPに参戦中の兼松由奈選手
女性だけのモータースポーツカテゴリー「KYOJO CUP」や全日本ラリーに挑戦している兼松由奈選手。プライベートでもサーキット走行やチューニングに励む彼女が愛車に選んだのはスバル「BRZ」だ。ゴスロリファッションを楽しむ彼女は、クルマにはどのようなこだわりがあるのだろうか。 【画像】ワインカラーのマフラーは早くもパープルに! 本気で走り込む女子ドライバーと「BRZ」を見る(15枚)
現行型BRZを練習車にチョイス
兼松さんがBRZを探していたのは2022年の始め頃であった。サーキット走行が可能で、維持費がさほど高くなくて……という条件で探していたが、何より一番のこだわりは、見た目が好みであるか。スポーツカーをジェントルに乗っている雰囲気があり、もともと2ドアクーペが好きだという兼松さん、当初は先代BRZの限定色である「BRZ Yellow Edition」を探していたそうだが、限定車ゆえ見つけるのは困難であった。そこでシルバーの標準車なども探したが、ちょうど半導体不足などで中古車が高騰している時期。 ならば新車も視野に入れて、とリサーチしたときに見つけたのが、現在の愛車であるシルバーの現行型BRZだった。2021年末に登録されていた上級グレードのSの在庫車を発見して、購入することを決めたのだ。
短い期間でアップデート
こうしてBRZが納車されたのは2022年の6月のこと。プライベートでもサーキット走行やチューニングを楽しむ兼松さんは、同年10月に開催された一般ユーザー向けのライトチューニング車で行われるタイムアタックイベント「ディレッツァチャレンジライツ」にプライベートでエントリーすることを決意。そこで短い期間の中、車両のアップデートを行った。 サスペンションはクスコのSPORT Rをチョイスし、ホイールはディレッツァチャレンジライツの最大規定サイズに合わせて8.5Jのウェッズスポーツ製TC105Xを装着。ブレーキパッドはラリーでも愛用しているウィンマックス製をチョイスした。なお、コムドライブ製の名前入りフルバケシートは以前の愛車でも使用していたものだ。