海上自衛隊の練習艦隊が晴海埠頭を出発、13か国の海軍や国民と交流
2014年度の遠洋練習航海となる海上自衛隊練習艦隊(司令官・湯浅秀樹海将補)の出発式が22日、東京都の晴海埠頭で行われ、156日間におよぶ航海へ向けて出発しました。まずは太平洋を航行して最初の寄港地となる米国ハワイ州のパールハーバーを目指します。
練習艦隊は練習艦「かしま」、同「せとゆき」、護衛艦「あさぎり」の3艦による編成で、一般幹部候補生課程を修了した約170人を含む約720人の海上自衛官が乗艦。米国ほかメキシコやニュージーランドなど13か国に寄港し、それぞれの国の海軍や国民との交流を行うため、外交の観点でも重要な意味を持ちます。 出発式には幹部候補生の家族も招待され、音楽隊による行進曲「軍艦」などが流れるなか、甲板に整列した幹部候補生の出発を見守っていました。 遠洋練習航海は、海上自衛隊の初級幹部に対して、これまでの教育課程で修得した知識を実際の航海で実践させ、長期航海に慣れさせることで幹部自衛官として必要な能力を身に付けることが目的です。1957年から毎年行われており、今回で58回目となります。