尾上菊之助がJR東日本と松竹による包括的業務提携の発表会見にゲスト出演 変わりゆく高輪にワクワク
歌舞伎俳優の尾上菊之助(47)が18日、東京・歌舞伎座でJR東日本と松竹による包括的業務提携の発表会見にゲスト出演した。 【写真あり】引き締まった表情でフォトセッションに臨む尾上丑之助、尾上菊之助、尾上菊五郎 2社による包括的業務提携は「観光・地方創生」「こころとからだの健康増進」「ナイトタイムエコノミー」と三つの柱を中心に構成。「文化の力のアップデートによる心豊かで活力のある社会の実現」を目指す。菊之助は「この提携で歌舞伎が大きな力添えができるのではないかと思っている。歌舞伎はたくさんの芸能文化と交わりながら双方が発達してきた歴史がある。歌舞伎にとっても大きなチャレンジの場になるのではないかと思っている」と期待を寄せた。 来年度初頭をめどに街開きをする高輪ゲートウェイシティを中心に文化の共創の具体案を示していく。また品川、竹芝、東銀座エリアをインバウンド向けに夜でも観光が楽しめるような街に変えていくべく連携をしていくという。 高輪は祖父の七代目尾上梅幸さんの邸宅があり、菊之助にとってもゆかりの深い土地だ。「泉岳寺には仮名手本忠臣蔵がかかる時に公演の前後で必ず四十七士の墓にお参りをする。江戸時代には江戸各地に向かう高輪大木戸があった。その街にJR東日本さんが“100年先も心豊かな暮らしのための実験場”という街づくりをされる。そして2社が革新的な文化体験をお客さまと共有、創造していくのはとてもワクワクする」と語った。