“掘り出し物” のスターに…巨人、ドラフト下位の一流選手(2)球団最強クラスにまで
レギュラーシーズンの開幕が迫っている2024年シーズンのプロ野球。ドラフト上位入団の選手は否が応でも注目を集め、それだけ期待値が高い選手であるといえる。しかし、シーズンが始まれば、ドラフト下位の選手が活躍するケースも数多くある。そこで今回は、読売ジャイアンツでドラフト下位入団から躍進した一流選手を紹介する。
村田真一
・投打:右投右打 ・身長/体重:182cm/82kg ・生年月日:1963年12月5日 ・経歴:滝川高 ・ドラフト:1981年ドラフト5位 長きに渡って読売ジャイアンツの正捕手を務め、ベストナインを受賞した経験のある村田真一も、ドラフトでは5位指名だった。 滝川高(兵庫)時代から「強打の捕手」として名を馳せ、槙原寛己や吉村禎章らとともに、1981年ドラフト会議で読売ジャイアンツから指名を受けた。 プロ3年目の1984年に一軍デビューを飾ったが、右肩手術の影響もあり、1985年からの3年間は、一軍出場なしに終わる。 しかし、1988年に復活を果たすと、1990年には初タイトルとなるベストナインを受賞。翌1991年は111試合に出場し、打率.247ながらも、自己最多の17本塁打を放った。 シーズンによっては出場機会を減らすこともありながら、意外性のあるバッティング、堅実な守備でチームに貢献。 ただ、1999年からバッティングで苦しむシーズンが続き、2001年をもって現役引退。20年間の現役生活にピリオドを打った。
ベースボールチャンネル編集部