関脇に陥落の霧島「名古屋で優勝」 1場所での大関復帰へ抱負
大相撲名古屋場所(14日初日、ドルフィンズアリーナ)で大関復帰を狙う関脇霧島が2日、名古屋市西区の音羽山部屋で稽古後に取材に応じ、「名古屋場所で優勝したい気持ちがある。大きな目標を立てていかないといけない」と抱負を語った。この日はしこやすり足など基礎運動で約1時間半、汗を流した。 霧島は首を痛めて先場所を途中休場。2場所連続負け越しとなり、6場所務めた大関から関脇に陥落した。1場所で大関に返り咲くには、今場所、10勝以上が必要となる。 巡業のなかった6月は首の治療に専念し、インド流の施術など、さまざまな手法を試したという。肝心の状態について、本人は「すごく良くなることはないけど、時間がたったら、だんだん良くなってくる」と説明。「15日間の気持ちは今までと変わらない。長く相撲を取るために、けがに気を付けないといけない」と出直しを図る。 3日からは出稽古を行う予定だ。音羽山親方(元横綱鶴竜)は「首はもう大丈夫かなと思う。あとは相撲の感覚。関取衆と頭同士で当たっても大丈夫だと確認が取れればいい」と語った。