金の桜黒豚パスタにサンドアートも「地域をみんなで作っていく」吹上浜で高校生参加のイベント初開催 鹿児島
南日本放送
いちき串木野市の吹上浜では、今度の日曜、22日に、地元の「食」や「アート」を楽しめるイベントが初めて開かれます。イベントには地元の高校生が参加し、学校の枠をこえたコラボレーションもあります。 【画像を見る】金の桜黒豚パスタにサンドアートも「地域をみんなで作っていく」吹上浜で高校生参加のイベント初開催 鹿児島 (記者)「波の音と海風が心地よい。吹上浜が舞台」 東シナ海に面したいちき串木野市の吹上浜。この一帯で初めて開かれるのが、食とアートのイベント「浜辺と食と音楽と。」です。 実行委員長で、日置市のイタリア料理店のシェフ橋口雅宏さん(42)です。 この日は神村学園を訪れ、調理科の生徒たちに、アドバイスした橋口さん。イベントには、若い世代に参加してもらおうと市内の3つの高校に協力を呼びかけています。 橋口さんは、日置市で2018年に始まった食のイベント「オリバーランド」を主催し、地元の飲食店とともに地域を盛り上げようと活動してきました。 (浜辺と食と音楽と。 橋口雅宏実行委員長)「イベントという形で、とにかくお手伝いというか力になれたらいいなと思って。学生と一緒にまじえて協業、一緒に作っていくことは今回大事にしているテーマ」 イベントで提供するのは、地元の神村学園と市来農芸がコラボレーションして作るパスタ。 この日、神村学園の生徒たちが初めてパスタソースの試作に取り組みました。 レシピは、いちき串木野市出身で、日本イタリア協会副会長の濵崎龍一シェフが考案。 当日は、「金の桜黒豚」にニンジン、タマネギ、マッシュルームなどを炒め、トマトピューレで煮込んで作ります。 (浜辺と食と音楽と。 橋口雅宏実行委員長)「コツは一つだけ、それは触らない、触りたがる。だから火加減が大事」「何分煮たら美味しくなるとか正解はない、自分がどんな味にしたいかで分数を変えればいい」 パスタソースに使う「金の桜黒豚」は、市来農芸・畜産科の生徒が育てたブランド豚です。 ストレスを与えないように飼育し、分娩から肥育まで生徒が手がけ、年間150頭ほどを出荷。市のふるさと納税の返礼品や学校でしか買えない黒豚です。