米金融界、トランプ氏再選で規制緩和に期待
Milana Vinn Echo Wang Nupur Anand [ニューヨーク 7日 ロイター] - トランプ前米大統領の再選を受け、米金融界では企業に有利な規制の導入に期待が広がっている。一方で、予測不能な政策変更に対する懸念の声も上がる。 銀行やプライベートエクイティ(PE)企業の幹部は、バイデン政権が導入した規制が大幅に緩和される可能性が高いとの見方を示した。 米投資銀行BDAパートナーズ共同創設者でマネージングパートナーのユアン・レリー氏は「彼はビジネスに好意的で規制に反対の立場だ」と指摘。「減税は彼の本能だ。それがM&A市場の助けになるだろう」と語った。 一方、複数の再生可能エネルギー企業と契約する弁護士は、落胆した顧客からの電話対応に追われたと話す。顧客は、バイデン政権が推進したグリーンエネルギー政策の下での税額控除が維持されるよう陳情するため、事業計画のある地元選出の共和党議員に接触したがっていたという。