クマ「立てこもり」対応、秋田県に過激な苦情メール 県議「楽しんで読んでます」
秋田県議会議員の宇佐見康人氏が2024年12月18日、秋田市内のスーパーマーケットで男性従業員を襲い、店内に立てこもったクマが捕獲・処分された件をめぐる苦情メールについてXで明かした。 【画像】県会議員に届いた「アレなメール」をみる ■「送りたきゃ送ってみろよ! いくらでも共生してやるよ?」 報道によると、クマは11月30日に秋田市内のスーパーマーケットで作業中だった従業員の男性を襲い、店内に立てこもった。12月2日に捕獲され、その後電気による殺処分が施された。 秋田県によると、本件をめぐって12日までに56件の電話があり、うち24件が殺処分への反対を訴えるものだったという。 これまでにもクマの保護を求める人からの苦情のメールが寄せられたことを明かしていた宇佐見氏は18日、「またアレなメールがきましたが、楽しんで読んでます」として実際に寄せられたメールの本文を公開した。 姓名の欄には「野蛮人どもへ」「クソ野郎」「クソヤロウ」といった文字が並び、住所や電話番号はでたらめな記載。主な苦情は「備考欄」に書かれていた。 「熊を虐殺して楽しいか? お前ら秋田県人の野蛮さを可視化できた! 次の選挙は絶対に落としてやるからな! 熊を絶滅させて楽しいか? 熊の棲家を奪ってるのはお前ら人間だろ! 何で一緒に生きていこうと思えないんだ? だから野蛮民族なんだよ! お前も自民党も全員落としてやるから楽しみにしてろよ? 送りたきゃ送ってみろよ! いくらでも共生してやるよ? お前らと違ってこっちの人間は賢いからな?」
県知事の「お前のところに今(クマを)送るから住所送れ」に反応?
苦情の送り主が「送りたきゃ送ってみろよ!」としたのは、17日に佐竹敬久秋田県知事が相次ぐ苦情電話について「『お前のところに今(クマを)送るから住所送れ』と。これやると、はっと言うんですね。『そんなに心配だったらお宅に送ります、住所(送れ)』。そしたら相手が(電話)切るんですよ」などと語ったことへの反応とみられる。 宇佐見氏は、苦情を送ったユーザーに「でもわざわざWEBの問い合わせフォームから送るより、他に労力を割いた方が熊も貴方も幸せですよ」と呼びかけつつ、寄せられた内容について説明した。 「あと、アレなので理解出来ないと思うけど、絶滅狙ってないし、種の保存はしてるし、秋田の森林面積変わってないし、送り先書いてないし」