クリエイターとファンが繋がる”推し活の新拠点”「OSHI BASE Harajuku」オープン、「コンテンツ業界に好循環を」
■新しい体験を創作に活かす「コンテンツ業界にとってもよい循環になると感じます」
漫画家は人前に積極的に出ていく人もいれば、「作品を大事に」「作品イメージを壊してほしくない」と表で顔出しをしない人もいる。様々なタイプのクリエイターがいることを認めた上で、「OSHI BASE Harajuku」がクリエイターの挑戦を見守れる場であってほしいと同社担当者は想いを明かす。 「これまでは机の上だけで絵を描くことが多かったかもしれません。でも店舗には大きなキャンバスが設置されたイベントスペースをオープンする予定で、そこで絵を描いてもらったり、作品の世界観を体現する場としたり、その体験自体を新しい創作に活かしてほしいという思いもあります。キャラクターを抱える企業様からも『自由に表現できる場があまりなかったので、これで何か新しいことができると思う』と言っていただいています」 昔から推しやファンのような考え方自体はあったものの、なんとなく公にはしづらく、隠している人も多かった。だが、最近はオープンになってきている上に、同店舗のような場ができれば、さらに“推し活”を後押ししてくれる。クリエイター・ファン双方にとって好循環な新拠点となるのではないか。 「クリエイターさんの新しい挑戦が見られたら、ファンの方にはすごく喜んでいただける。その喜んでいる姿を見て、クリエイターさんはこれまでにない刺激を受けられる。それによってもっといい作品が出てくれば、コンテンツ業界にとってもよい循環になると感じます」 ただ単に作品を売っていくという考え方ではなく、「この原宿で、クリエイターが”やりたいことをやれる環境”を作っていく」と担当者は力説する。 「『ハラカド』はクリエイターが棲み着く場所という形で、さまざまな新しい業態や取り組みを展開していくというのが、出店を決めた強い動機です。他業種さんの力をお借りしながら、我々と繋がりのあるクリエイターさんたちとうまく融合させて、お互いに新しいものを作っていければと非常に期待をしています」