ジョコビッチ『ビッグタイトル』72個目は自身初の五輪金メダル、ナダルとの差広がる<男子テニス>
ビッグタイトル獲得数
パリオリンピック(フランス/パリ、レッドクレー)は日本時間5日(現地4日)、テニス競技の男子シングルス決勝が行われ、第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が第2シードのC・アルカラス(スペイン)を7-6 (7-3), 7-6 (7-2)のストレートで破り、悲願の金メダルを獲得。これにより史上5人目となる生涯ゴールデンスラムの偉業を達成した。男子プロテニス協会のATPが発表する「ビッグタイトル獲得数」で72個目のトロフィーを手に入れた。 【画像】ジョコビッチ 金メダル獲得を決めた瞬間、涙浮かべコートに倒れこむ 37歳のジョコビッチは今季、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)や全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)、ウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)でタイトルを獲得できていないほか、ツアー大会でもタイトル獲得0でシーズン中盤まで消化してきた。 しかし、パリオリンピックでは悲願となる初のシングルス金メダルを獲得。男女通じて5人目となる四大大会とオリンピックをすべて制する生涯ゴールデンスラムを達成した。 ATPは「四大大会」、「Nitto ATPファイナルズ」、「ATPマスターズ1000」、「オリンピック」の4つのカテゴリーを「ビッグタイトル」と総称しており、ジョコビッチはオリンピック優勝で「ビッグタイトル」72個目を手に入れた。 「ビッグタイトル」数で2位のR・ナダル(スペイン)は59個。ジョコビッチとナダルは2019年9月の全米オープン終了時点で54個ずつと並んでいたが、そこからジョコビッチは17個、ナダルは5個数字を伸ばしている。 【3選手のビッグタイトル獲得数と出場数】 ※/左から獲得数と出場数 ■N・ジョコビッチ 四大大会:24/75 オリンピックシングルス:1 ファイナルズ:7/16 マスターズ1000:40/130 合計:72 ■R・ナダル 四大大会:22/67 オリンピックシングルス: 1 ファイナルズ:0/11 マスターズ1000:36/128 合計:59 ■R・フェデラー(スイス) 四大大会:20/81 ファイナルズ:6/17 マスターズ1000:28/138 合計:54