衝撃のゴールが生まれた（写真はイメージです）　撮影：中地拓也

　5月10日、U―17女子日本代表がAFC U17女子アジアカップ第2節でU-17オーストラリア女子代表と対戦。4-1で勝利したが、その先制ゴールが衝撃をもたらしている。 ■【動画】「こればけものすぎる」「逸材現る」と絶賛の、リトルなでしこの“規格外FW”が国際大会で見せた「しなやか＆強すぎるゴール」■ 　第1節でU―17タイ女子代表と対戦して4-0で勝利したリトルなでしこが2戦目でぶつかったのが、オーストラリア。その屈強なフィジカルで日本の前に立ちはだかってきて歴史を持つライバル国だ。そんな相手から先制点を奪ったのが佐藤ももサロワンウエキだ。 　しかも、ゴールネットを揺らしたのは前半3分という早い時間帯。最終ラインから前線に蹴られたロングボールを、相手ペナルティエリア前で佐藤が胸トラップ。ゴールに背をした状態でジャンプしてのコントロールだったが、相手選手が背後からピッタリと寄せる中で見事なトラップを見せると、ボールを前に置くと同時に自ら反転。 　そして、左足でコントロールしつつ力強く前進すると、そのままシュートを放って決めて見せた。相手がいないかのような衝撃のゴールで、チームを鼓舞する得点を決めたのである。

■「逸材現る」

　強さとしなやかさを見せたゴールには、驚きと称賛の声が止まらない。以下のような反応が寄せられていた。 「胸トラップがエグい!欧米の選手とやっても当たり負けしないのでは…。」 「逸材現る」 「あんな難しいボールを…」 「めっちゃうまいトラップ。すごい」 「こればけものすぎる　こういうFW大好き」 「これマジで規格外やろ　うますぎて鳥肌たったわ」 「なんだかすごいスケールのフォワードだな」 　また、「ドログバ...?」「なんこれ　女子版ハーランドやん」「うめぇ　ハーランドか!」「動きがハーランドなのよ笑」といったように、ワールドクラスの屈強なストライカーを彷彿とさせるとの声も見られた。 　佐藤は2007年7月生まれで、大商学園高に所属。身長は159cmで、けっして大きいわけではない。むしろ、今回のチームで160cmに満たない選手は4人しかおらず、身長的には小さい方に位置する。 　それでも、そのフィジカルの強さと規格外のコントロール・嗅覚をすでに披露している。この試合に4-1で勝利したことでグループステージ突破が決まっただけに、さらなる強豪相手にどのようなプレーを見せるか、さらに注目が集まりそうだ。