最終戦進出のボーダーラインは? 菊地絵理香は逆転で12年連続なるか
◇国内女子◇大王製紙エリエールレディスオープン 事前(13日)◇エリエールGC松山(愛媛県)◇6575yd(パー71) 【画像】上田桃子“引退”は使わず 「一生プロゴルファー」 来季シード争いが決着する一戦は、次週「JLPGAツアー選手権リコーカップ」(宮崎CC)の切符を懸けたラストチャンスでもある。シーズン最終戦となる国内メジャーは、出場枠40人と狭き門のエリートフィールド。そこにたどり着くことがひとつのステータスになる。 まず、今季国内ツアー優勝者が19人。年間女王の竹田麗央、大会2連覇中の山下美夢有といったトップランカーはもちろん、メルセデスランキング73位とシード確保も危うい位置から前週「伊藤園レディス」の優勝で地元宮崎への“凱旋”を果たす山内日菜子らがいる。 2番目の出場資格となる今季米ツアーで優勝した日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)会員は、「全米女子オープン」優勝の笹生優花と「エビアン選手権」優勝の古江彩佳が該当。ただ、主戦場のシーズン最終戦「CMEグループ ツアー選手権」と日程が重なるためリコーカップには出場しない。畑岡奈紗と西郷真央も世界ランキング50位内のJLPGA会員(11月5日時点)という3番目の資格を満たすものの、米ツアーで最終戦進出を決めている。 「エリエールレディス」で今季初優勝者が出ない限り、残る21人の枠がメルセデスランク上位者となる。ランク8位の古江、32位の西郷を除いて現時点でボーダーライン40番目は37位のリ・ハナ(韓国)。リコーカップ連続出場継続中の選手としては申ジエ(韓国、13年)に次ぐ菊地絵理香(11年)は、40位から34.27pt差を追いかける。少なくとも単独18位の36ptは欲しいところ。今季限りでツアーの第一線から退く上田桃子は46位で70.21pt差。単独8位(70.5pt)レベルの上位フィニッシュがマストだ。
<リコーカップ出場ライン> (1)今季JLPGAツアー優勝者 岩井千怜、鈴木愛、臼井麗香、小祝さくら、阿部未悠、竹田麗央、天本ハルカ、イ・ヒョソン、岩井明愛、新垣比菜、大里桃子、桑木志帆、川崎春花、河本結、安田祐香、佐藤心結、山下美夢有、イ・ミニョン、山内日菜子 (2)今季USLPGAで優勝したJLPGA会員 (3)世界ランキング50位内のJLPGA会員(11月5日時点) 申ジエ (4)大会前週までのメルセデスランキング上位者 メルセデスランキング/ポイント/選手名 9/1506.01/佐久間朱莉 11/1201.62/高橋彩華 12/1176.31/藤田さいき 15/1052.68/尾関彩美悠 18/869.27/吉本ひかる 19/831.83/青木瀬令奈 20/822.6/森田遥 23/723.04/ペ・ソンウ 24/716.99/原英莉花 25/699.68/穴井詩 26/679.16/蛭田みな美 27/673.19/櫻井心那 28/647.06/金澤志奈 29/640.32/堀琴音 30/637.79/脇元華 31/625.54/鶴岡果恋 33/592.11/小林夢果 34/587.75/小林光希 36/568.03/木村彩子 37/535.59/リ・ハナ ------◇フィールド40人枠◇------ 38/518.21/ささきしょうこ 39/517.2/野澤真央 40/501.32/菊地絵理香 41/498.95/川岸史果 42/496.72/神谷そら 43/490.77/全美貞 44/487.84/渡邉彩香 45/476.36/柏原明日架 46/465.38/上田桃子