「もうちょっとバキバキの身体でいたいから…」パリ五輪女子バレー主将・古賀紗理那がいま明かす“現役引退後の日々”「やらない自分が嫌い」
何もわからないまま参加し、落選したリオ五輪
日本代表の古賀紗理那としての日々が本格化したのは、高校卒業後にNECに入社した'15年から。シーズン当初からほぼすべての合宿に参加し、国際大会に出場した。当時の日本代表は木村沙織が主将を務め、リオデジャネイロ五輪を1年後に控えた時期。ポジション争いの真っ只中ではあったが、19歳の古賀はその状況を全くといっていいほど理解していなかった。 「沙織さんや年上の選手がみんないっぱいしゃべってくれて、雰囲気もよかった。上手な人たちと一緒にバレーをしているから自分がうまくなっていくのもわかるし、ただただ楽しかった。だから次のシーズン('16年)になって、急にピリピリした雰囲気になっているのに全然ついていけなかったんです。1年で全然違いました」 3月に日本代表登録選手28名が発表され、その夏のリオ五輪出場をかけた5月の最終予選に向け、古賀が言う「ピリピリ」した空気が張り詰める。その中で古賀は満足いくパフォーマンスを発揮できずにいた。 「1年目も足りないところはたくさんあったけど、それ以上にいいところも出せていたんです。でも、2年目になったら急にいろんなことができなくなって、『あれ、私のプレーってこんな感じだったっけ? 』と自分の感覚を疑うようになり、疑問を持ち始めたらどんどん自信がなくなった。私は毎日クエスチョンマークばかりなのに、周りは勝つために必死。自分の気持ちが全然追いついていませんでした」 最終予選は苦しみながらもリオ五輪出場を決め、6月27日に出場12名が発表された。だが、その中に古賀の名前はなかった。
(「NumberPREMIER Ex」田中夕子 = 文)
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