【阪神・秋山と一問一答】藤川球児さんのひと言のおかげで変わる勇気を持てた
阪神の秋山拓巳投手(33)が15日、兵庫県西宮市内のホテルで引退会見に臨んだ。会見冒頭のあいさつから涙を流し、支えてくれた人への感謝の思いを口にした。秋山との一問一答は以下の通り。 【写真】冒頭から涙が止まらない秋山 原口から花束を受け取りようやく笑顔 ◇ ◇ -15年間の現役生活を振り返って。 「もう、あっという間で。その中でも楽しい思い出も、つらい思い出もたくさんできた15年間だったかなと思います」 -引退を最初に伝えたのは。 「妻に最初に伝えて、ずっと応援してくれていたし、これからの人生も『私がおるやん』と言ってもらって」 -両親には。 「プロに入ってからは自分の決断を尊重してくれる両親だったので。『よく頑張ったやん』『お疲れさま』『これから頑張るんやで』という話をいただきました」 -甲子園球場とは。 「やっぱり高校野球の時も声援をもらって、球場全体がタイガースファンに囲まれていて。すごい歓声、声援を感じられる球団、球場で。本当に大好きな球場でしたし、ホームとしてやれたという、充実した15年間だったと思います」 -ターニングポイントは。 「ずっとくすぶっていたときに、藤川球児さんのひと言のおかげで変わる勇気を持てた。本当に球児さんにはすごく感謝してます。僕もこれから鳴尾浜で動かせてもらうので、そういった若い子たちにとって、何か変わるきっかけになるアドバイスができたらなと思ってます」 -野球を好きで続けられた理由は。 「うまくなりたいって常に思えたことが一番。本当に投げるのが楽しかったというのが頑張ってこられた証しかな」 -原口から「最後まで腕を振って」という言葉をかけられた。 「最後までみんなと一緒に練習して、若手のケツたたきながら一緒に汗を流したい」 -涙の会見となった。 「泣くことに関しては想定内で。泣いた時の練習もしてました」