令和ロマン、史上初M-1連覇! 高比良くるま「ラストイヤーまで8年あるので、いつ出るのかという恐怖を与えたい」
漫才日本一決定戦「M-1グランプリ2024」の決勝が22日、東京・六本木のテレビ朝日で行われ、18年結成の令和ロマンが史上初の連覇を達成した。今年は20回の記念大会。過去最多1万330組の中から20代目王者に輝き、ボケ担当の高比良(たかひら)くるま(30)は「去年の倍うれしいです!」と絶叫した。 師走の寒気で冷え込んだ六本木に連覇の雄たけびが響いた。 優勝の瞬間、令和ロマンのボケ担当の高比良は「うわっ…」と絶句。涙を浮かべながら天井を見上げると、「去年の倍うれしいです! マジうれしい!」と素直に喜びを表現した。 決勝には当日の敗者復活戦を制したマユリカを含めた10組が登場し、4分のネタで勝負した。 パリ五輪の柔道男子で五輪連覇を達成した阿部一二三(27)のくじ引きで、優勝した昨年と同じネタ順のトップバッターに決定。高比良は漫才のつかみで「終わらせましょう」と早々と〝勝利宣言〟して沸かせた。 上位3組による最終決戦にはバッテリィズ、令和ロマン、真空ジェシカが進出。1本目で真骨頂のしゃべくり漫才を披露した令和ロマンは、最終決戦では戦国時代のコント風漫才で魅了した。 終了後の会見で、高比良は連覇について「正直(最終決戦の)3組に残れただけで満足で、連覇はご褒美」と笑顔。この一年は「とにかく劇場でウケることをちゃんとやろうという思いだけ」で芸を磨いてきた。賞金1000万円だが、昨年は高比良が全額もらい、今回は相方の松井ケムリ(31)が全額ゲット。「ようやくトントンです」と喜んだ。 連覇は過去にNON STYLE、パンクブーブーが挑戦したが、達成は初の快挙。今年は、ファンであるプロ野球・DeNAの応援隊長に就任し、26年ぶりの日本一を後押し。3連覇について高比良は「来年は出なくても、ラストイヤーまで8年あるので、いつ出るのかという恐怖を与えたい」と不敵に笑った。 ★松本人志が外れ審査員2人増 審査員は昨年の7人から9年ぶり2度目の9人体制に。芸能活動休止中のダウンタウン、松本人志(61)とサンドウィッチマンの富澤たけし(50)、山田邦子(64)の3人が外れ、松本が着席していた画面右端の審査員席に中川家の礼二(52)が座った。今回はアンタッチャブルの柴田英嗣(49)、笑い飯の哲夫(49)、NON STYLEの石田明(44)、オードリーの若林正恭(46)、かまいたちの山内健司(43)の5人が加入。柴田、若林、山内は初の決勝審査員を務めた。