北海道7区選出・伊東良孝氏5期目で初入閣 根釧の期待一身…元島民も「石破首相も足を運んで」
STVニュース北海道
(額賀福志郎 衆議院議長)「本院において内閣総理大臣に指名することに決まりました」 2024年10月1日午後開かれた衆参両院の本会議。 自民党の石破総裁が第102代内閣総理大臣に選ばれました。 自衛隊のマチ・千歳市では、安全保障政策に期待する声が聞かれました。 (千歳市民)「自衛官のマチだし市民としてはほっとした」 (千歳市民)「日本を守ってくれるように千歳も自衛隊がいっぱいあるので千歳市民は期待している人が多い」 鳥取県出身の石破首相ですが、その「鳥取」とゆかりのある地域が北海道にありました。 信号機の標識や街角の看板。 あちらこちらに「鳥取」の文字があるのは、釧路市の鳥取地区です。 明治時代に鳥取県の士族らが入植したのが名前の由来で、石破首相の父・二朗さんが揮ごうした記念碑も残されています。 その歴史を物語るのが、鳥取地区の中心にある鳥取神社です。 (木下正明宮司)「ここは鳥取県士族105戸513人が移住したときに持ってこられたものとかを収集しているところなんです」 鳥取の人たちが移住した当時の貴重な資料がいまも残されています。 石破首相もこの神社を訪れ、故郷・鳥取と北海道のつながりを再認識していたといいます。 (木下正明宮司)「昔の写真ってなかなかないので、石破さんもこれ見たことないって感激していた」 石破首相と10年以上交流を続けてきた釧路市で、不動産賃貸会社を経営する佐藤尚彦さんです。 地方創生の取り組みを加速させ、釧路を元気にしてほしいとエールを送ります。 (サトービル 佐藤尚彦社長)「地方にはいろんなものがあるわけですから、そこにクローズアップしてくれる総裁はいままでいなかった。石破さんが一番理解している。理解して実行してくれるという期待はある」 石破内閣には北海道7区選出の伊東良孝議員が初入閣。 沖縄・北方担当大臣、地方創生担当大臣などに起用されます。 (色丹島出身 得能宏さん)「地元の代議士であるだけに、期待としてはいままでの担当大臣とは違う姿を見せてほしい」 こう話すのは、北方領土の元島民・色丹島出身の得能宏さんです。 北方墓参の早期再開に向けて、石破首相には根室に来てほしいと訴えます。 (色丹島出身 得能宏さん)「(石破首相には)根室にぜひ足を運んでもらいたい。原点の地に立ってもらうだけでも大きな意義がある。国際的にアピールできる」 一方、石破首相は早くも衆議院解散の意向を表明。 野党との議論が深まらないまま解散を決めたことにマチの人はー (札幌市民)「力のある人が後ろにいると思うんですが、そういう人たちに左右されて、どうしても自分の意見も変わってしまったんだと思う」 (札幌市民)「自分で思いもしない圧力がくることがこれからも予測されるので、スタートからそういうことが起きるということがちょっと考え物かな」 1日から本格スタートした石破内閣。 10月27日投開票の総選挙に向けて一気に走り出すことになります。