すべてがマクベスなんじゃないかと思えてきた…老若男女未来学園「アワ・マクベス」上演中
「老若男女未来学園 第3回本公演(エクストリームポジティブ)『アワ・マクベス』」が、10月3日から神奈川・神奈川県立青少年センター スタジオHIKARIで上演されている。 【画像】「老若男女未来学園 第3回本公演(エクストリームポジティブ)『アワ・マクベス』」より。(c)老若男女未来学園(他13件) 2017年に愛知県名古屋市で旗揚げされた老若男女未来学園は、演劇を中心とした幅広い芸術分野で活動するクリエイティブ団体。今回はウィリアム・シェイクスピアの「マクベス」をもとにした作品を、森悟による上演台本・演出で立ち上げる。出演者には、新垣亘平、掛橋浩美、盛夏火の金内健樹、阿佐ヶ谷スパイダースの木村美月、東京デスロックの松﨑義邦が名を連ねた。 開幕に際し森は「今作は『マクベス』のガワを借りて私たちのやりたいものを好き放題やらせてもらったという形になりました。数百年に渡って愛される古典戯曲の懐の深さに、支えられた部分もあり、悩まされた部分もあり、最終的にはこの世の全てがマクベスなんじゃないかとすら思えてきました」と創作の過程を振り返り、「全員野球(ダサい言葉)で創り上げた今作、みなさん思い思いに、色々なことを考えながらご覧ください!」と観客にメッセージを送った。 上演時間は約1時間40分。公演は明日10月6日まで行われる。 ■ 森悟コメント 今作は「マクベス」のガワを借りて私たちのやりたいものを好き放題やらせてもらったという形になりました。 数百年に渡って愛される古典戯曲の懐の深さに、支えられた部分もあり、悩まされた部分もあり、最終的にはこの世の全てがマクベスなんじゃないかとすら思えてきました。 生きるとは、死ぬとは、おもしろいとは、演劇とはなんなのか、マクベスを起因として様々なことに考えを巡らせ、それらの多くを作品に反映しています。 人によってはややゴチャゴチャした印象を受けるかもしれませんが、逆にスッキリシンプルな感じだなと思う人もいるかと思います。(つまりは人それぞれ) たいへん素敵な、魅力溢れる客演の皆さんと、気心知れた団体構成員を中心としたスタッフ陣という体制のもと、全員野球(ダサい言葉)で創り上げた今作、みなさん思い思いに、色々なことを考えながらご覧ください! ■ 老若男女未来学園 第3回本公演(エクストリームポジティブ)「アワ・マクベス」 2024年10月3日(木)~2024年10月6日(日) 神奈川県 神奈川県立青少年センター スタジオHIKARI □ スタッフ 原作:ウィリアム・シェイクスピア「マクベス」 上演台本・演出:森悟 □ 出演 新垣亘平 / 掛橋浩美 / 金内健樹 / 木村美月 / 松﨑義邦