テオスカーとの別れも覚悟? ドジャース補強戦線に浮上してきた"ソト超え"「44発男」の存在とは
今季世界一を達成したドジャースのオフの補強プランに注目が高まっている。 当初、再契約が有力とされたテオスカー・ヘルナンデスとの契約が膠着化する中、新たな強打者が浮上してきた。 【動画】MLB公式もクローズアップ! 大谷の妻・真美子さんのガッツポーズシーン ボルティモア・オリオールズからFAとなっているアンソニー・サンタンダーがその人。 サンタンダーはベネズエラ出身の外野手。2017年にオリオールズでMLBデビューを飾ると、ここまで通算155本塁打をマーク。 今季は155試合で打率.235、44本塁打、102打点、OPS.814の活躍を見せ、ヤンキースのフアン・ソトを上回り、リーグ2位の本塁打数(44本)をマークしたことも話題を呼んだ。キャリア初のオールスターゲーム出場、シルバースラッガー賞も獲得した。また最強のスイッチヒッターともいわれ、メジャー屈指のスラッガーとして知られる。 すでに同選手をめぐってはヤンキース、レッドソックス、ブルージェイズの同地区3球団が興味を示していると報じられていたが、ドジャースは、再契約が不透明なヘルナンデスを逃がしたときの保険としてもサンタンダーに熱視線を向けているとされる。 『MLB.COM』のマイク・フェインサンド記者は、「今シーズンメジャー2位の44本塁打を放ったサンタンダーは、5年契約で総額1億ドル(約154億円)を希望していると思われる。ソトを逃したニューヨーク・ヤンキース、ボストン・レッドソックス、トロント・ブルージェイズも興味を示しているが、ドジャース、デトロイト・タイガース、ワシントン・ナショナルズも獲得を狙っている」と伝えている。 ヘルナンデスは勝負強い打撃で世界一に貢献。明るい性格でチームを側面から盛り上げる貢献も認められていた。指揮官のデーブ・ロバーツ監督も残留を熱望していたが、ここにきて古巣のブルージェイズ復帰説も浮上している。 ドジャースはすでにジャイアンツをFAとなっていた外野手のマイケル・コンフォートとも1年契約を結んでいる。 混沌とする移籍情報、果たして来季もドジャースタジアムで歓喜の「ひまわりシャワー」を見ることはできるか。今後も去就が注目となりそうだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]