ヘリ墜落、飛行中に機体分離か 交信直後?運輸安全委が調査
福岡県柳川市で佐賀市の航空会社が運航するヘリコプターが墜落し2人が死亡した事故で、機体の本体と尾部が飛行中に分離したとみられることが29日、運輸安全委員会の現地調査で分かった。墜落は佐賀空港の管制塔と無線で交信した直後だったとみられることも、国土交通省への取材で判明。安全委などが機体が損傷した状況を調べている。 安全委の航空事故調査官は原因究明のため現地調査を始め、福岡県警も実況見分した。 西川直宏調査官によると、尾部とテールローターが、焼損した本体からいずれも約200m以内で飛行経路に沿うように落ちていた。距離があることから、上空で分離したと推測されるとしている。