俳優マシュー・ペリーの死因に、「ケタミンの女王」と呼ばれる麻薬の売人や医師など5人が関与。過剰投与した疑いで起訴される【SPURセレブ通信】
大ヒットドラマ『フレンズ』のチャンドラー役として愛された俳優のマシュー・ペリー(享年54)。昨年10月、米ロサンゼルス市内にある自宅の浴槽内で倒れているところを発見され、その後死亡が確認された。 【写真】マシューと『フレンズ』のキャストたち 2023年12月の初期の毒物検査報告では、死因はうつ病と不安症の治療のため使用されたケタミンの急性作用による事故死だと報じられていた。 しかし、ここへきて状況は一変。今週木曜日に行われた記者会見で、米連邦検事は、マシューの死因に関与した疑いで5人を起訴したと発表した。 検察の発表によれば、被告には医師2人、マシューの住み込みのアシスタント、さらに「ケタミンの女王」と呼ばれる麻薬の売人とされる人物1人が含まれる。 5人は過去にドラッグとアルコール、鎮痛剤への依存に苦しんでいたマシューの弱みにつけ込み、違法な取り引きを通じて得た薬物を売りつけ、過剰投与した疑いがあるとみられている。 起訴状によると、マシューのアシスタントは4,500ドル(約66万円)と引き換えに医師からケタミンの注射方法を教わり、薬と注射器を受け取っていたほか、医師が保有するケタミンの在庫数が少なくなるたび、麻薬の売人に注文していたという。 さらに、マシューの死亡が確認された2023年10月28日(現地時間)には、麻薬の売人から購入したケタミンの最後の3回分を、注射針を使ってマシューに投与したことを認めている。 また、マシューの死の約1カ月前には、医師2人の間で「このバカは(ケタミンに)一体いくら払うんだろう」「確かめてみよう」などとテキストメッセージでのやり取りがあったことも判明している。 会見で連邦検事は、「マシューの健康状態にとって極めて危険なことをしていると認識しながらも、やめることはなかった。結局のところ、マシューの幸せではなく、彼を利用し金儲けをすることにしか興味がなかったのだ」とコメントし、5人を断罪した。 『フレンズ』で長年共演し、マシューが亡くなった日にも連絡を取っていたというジェニファー・アニストン(55)によると、「最近のマシューは体も鍛え健康だった」という。 薬物依存症も克服したと思われていただけに、このような形で名俳優を失ってしまったことが無念でならない。