9歳で海外作品に続々抜擢の山根あん 声優デビュー作『すずめの戸締まり』新海監督は「絶対に私の演技を否定しませんでした」【オリコン ライターズ】
顔出しNGの敏腕ライターたちが、いま注目のタレントの素顔に迫る『ライターズ!』(日本テレビ系)。24日の放送(深1:30~)は、4月5日に金曜ロードショーで地上波初放送される『すずめの戸締まり』(金曜21:00~)にダイジン役で出演する山根あんが登場。まだ9歳にもかかわらず、この作品を皮切りに『ウィッシュ』など海外作品の吹き替えにも抜擢されるスーパー小学生。アフレコ現場の様子から将来の夢まで、たっぷりと聞き出した。 ■ダイジン役は「たまたま。新海監督と原さんは優しくて、松村さんは超かっこいい!」 地上波初放送となる新海誠監督の最新作『すずめの戸締まり』。その中で、人の言葉を話す謎の白い猫・ダイジンを演じているのが小学3年生の山根あんだ。「目がくりくりしていて、小さくて、とってもかわいい!」と、今も枕元にぬいぐるみを置くほどお気に入りのキャラクターだが、その出会いは偶然だったそう。 「もともとはすずめの子どもの頃の役のオーディションを受けたんです。ただ、その場で新海監督から『このコの声もやってみてもらえる?』と言われて、それがダイジンだったんです」 新海監督からは、「ダイジンは3~4歳くらいの幼いこどものイメージ」と伝えられ、演技の指導も受けた。 「監督はすっごく優しくて、絶対に私の演技を否定しませんでした。まず『いいね』って褒めてくれて、それから『もう少しこうしてみようか』ってアドバイスをくれる。そのおかげでどんどんダイジンに近づけていけた気がするし、完成した映画を初めて見た時、とってもかわいく演じられたと自分でも思いました!」 ここで『ライターズ!』のために新海監督からビデオメッセージが届くと、ダイジンのように目をくりくりと輝かせた山根。すずめ役の原菜乃華や草太役の松村北斗とのエピソードを聞くと、楽しそうにこう振り返った。 「原さんは、お菓子を一緒に食べてくれたり、すごく優しくてきれいなお姉さんでした。私も、いつかこういう風になれたらなって。松村さんは、舞台挨拶の時に初めてお会いして、本当にかっこよくて美しくて、びっくりしました!」 一番好きなシーンは、「常世(とこよ)」と語る山根。「あたたかくて切なくて、いろいろな形の愛が詰まっていて、こんな世界があったらいいのにと思うほどキレイな世界です。私も演じていて、一番好きなシーンです」と見所を語った。