帝王賞勝利のキングズソード、寺島良調教師は海外へ意欲 馬も人も、さまざまな国で成長を遂げてほしい【小泉恵未コラム】
梅雨ですよ、ジメジメですよ。26日に大井競馬場で行われた帝王賞も、いつ雨が降るかとドキドキ。レインコートを小脇に抱えてゴール前で撮影しました。レースは、浦河っ子キングズソードがグンと伸びて堂々の勝利。鞍上の藤岡佑介騎手は「新馬戦以来の騎乗だったのですが、ものすごく首が太くなって、ダートのオープン馬らしくなってきましたねと厩務員さんと話していました」と終始穏やかな表情で馬を見つめ、その成長をたたえました。寺島良調教師は今後について「ここまで来たので、いろいろ海外も含めて考えていきたい」と意欲的な表情。そういえば藤岡佑騎手はフランスで武者修行をしていた時期がありましたね。ニュージーランドで武者修行している大久保友雅騎手、この夏には岩田望来騎手、田口貫太騎手がフランスへ。馬も人も、さまざまな国で、大きな成長を遂げてほしいものです。 それでは北九州記念予想です。先週の宝塚記念は、道悪巧者の2頭がワンツー。となると、梅雨シーズンは小倉でも雨に動じない馬を買っておきたい。道悪巧者のナナオで勝負します。函館と京都の道悪実績があり、斤量はメンバー最軽量の52キロ。そのスレンダーボディで華麗な勝利を見せてください! 対抗は小倉で3勝のカンチェンジュンガ。3頭目は不良馬場の実績と大きな馬体で見せつけるサーマルウインドにします。小倉2戦2勝のペアポルックスも面白そう。 (フリーアナウンサー)
中日スポーツ