土葬可能な墓地 村井知事「批判があってもやらなくてはならない」イスラム教労働者向けに検討へ〈宮城〉
村井嘉浩知事「東北にひとつも(土葬可能な墓地が)ないというのはやはり課題かと思っています。人家がないような場所でご協力いただけるような場所があるか調査している最中。」 23日の定例会見で宮城県の村井知事はこのように述べ、宮城県内への土葬ができる墓地の整備に向けて検討を進めていることを明らかにした。 宮城県では2023年7月にインドネシア政府と協定を結び、県内にインドネシア人労働者をさらに呼び込もうと取り組んでいる。 しかしインドネシアではイスラム教徒が多く、火葬ができないため、村井知事は10月の宮城県議会でも土葬可能な墓地の整備に向けて検討する旨を示していた。 宮城県では、土葬ができる墓地に適した土地がないか、現在調査を進めているという。 村井知事「日本人はだんだんとお墓に対する意識が薄くなっていきますけれども、お墓を非常に重要な問題ととらえている宗教もありますから、ここはしっかり考えるべきだと」 村井嘉浩知事は、「批判があってもこれはやらなくてはならない」と、県内での土葬可能な墓地実現への意欲を強調していました。