小田原城内に設置された巨大ちょうちんの前でポーズを取る門松みゆき

歌手、門松みゆき（31）が14日、神奈川・小田原市の小田原城で行われた「第33回小田原ちょうちんまつり」に参加した。 二の丸広場に作られた特設ステージに登場し、カップリング曲として収録したこともある地元の盆踊り定番曲「小田原小唄」や自身の代表曲「浜木綿しぐれ」、新曲「今もヨコハマ」の3曲を熱唱。飾られた巨大ちょうちんに負けないほどの歌声が城内に大きく響き渡った。 門松は小田原市出身で、昨年に続き2回目の出演。地元からデビューした歌手を盛り上げようと自治体、市民が一体となって応援しており、凱旋（がいせん）ステージは大いに沸いた。 この祭りは「小田原ちょうちん」をシンボルとした市民参加型の地域イベントで、「小田原ちょうちん踊り」や「風魔忍者ショー」などが行われるほか、「自治会みこしパレード」が城址公園周辺を勇壮に練り歩くなど、見どころが満載。 門松は「昨年に続き、また呼んでいただきました。子供の頃から遊びに来ていたお祭りなので、このステージに立てることがとてもうれしい」と喜んだ。 修行期間が10年あったことを振り返り、「デビューまで時間がかかりましたが、私の夢を応援していただける地元の方々の長い支えがあって、ようやく今の自分があります」と感謝。「地元のイベントのステージに立って自分の姿を見てもらえることが何より幸せです」と言葉をかみしめた。 7月に発売した「今もヨコハマ」はミュージックビデオがユーチューブで16万再生されるなどロングヒット中。歌詞を引用して「別れた彼との思い出の街、横浜に訪れているだけで、決して小田原を捨てたわけではありません」とユーモアたっぷりに新曲をPRし、「これからはもっともっと頑張って、この巨大ちょうちんよりも大きな存在になって恩返ししていきたいです」と誓った。