仙台市が相談を受け施設を特別監査 処方されていない薬を摂取させた疑いで介護士逮捕
khb東日本放送
仙台市太白区の特別養護老人ホームで、介護士の男が入所者に医師から処方されていない薬を摂取させ意識障害を負わせたとして逮捕された事件について、当時施設側から相談を受けた仙台市が、特別監査を行い事情を聴いていたことが分かりました。
2023年11月、太白区秋保町の介護士庄司豊容疑者(44)が特別養護老人ホームで入所者の95歳の女性に医師から処方されていない薬を摂取させて意識障害を負わせた傷害の疑いで逮捕送検されました。 女性はその後体調が回復し、庄司容疑者は容疑を否認しています。 この事件についてホームを運営する社会福祉法人が、仙台市に対し「職員が薬を投与したことで入所者に症状が現れた可能性がある」という趣旨の相談をしていたことが分かりました。 仙台市は、事件翌月に老人ホームに対して特別監査を実施し、薬の保管状況などを確認しましたが「問題は見つからなかった」ということです。
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