元TOKIOの山口達也さん「自己肯定感が低く、心が死んでいた」…アルコール依存症テーマに講演
アイドルグループ「TOKIO」元メンバーの山口達也さん(52)が24日、鳥取市扇町の県民ふれあい会館でアルコール依存症をテーマに講演した。市民ら約450人を前に「自分を認め、変えようとすることで、依存物が離れていく」と語った。
鳥取県の主催。山口さんは酒を巡るトラブルなどで芸能界を退き、現在は各地でアルコール依存症に関する講演活動を行っている。
山口さんは「35歳頃から自宅での深酒が増え、記憶がなくなることが増えた」と自身の経験を話し、「自己肯定感が低く、心が死んでいた。全ての始まりは不安だった」と振り返った。
2020年に飲酒運転で事故を起こし、医師に依存症と告げられた。現実を受け入れ、自分と未来を変えようと、講演を始めたという。「過去の自分を認め、これからを話すことが大きな治療法になっている。支えてくれた人に依存症を克服したと思ってもらえるように生きていく」と語った。
会場では、ギャンブル依存症と闘うキックボクサー中竹一刀さんと山口さん、医師らの討論も行われた。