立山の稜線、薄く雪化粧
立山・雄山(標高3003メートル)の山頂周辺で5日、雪が降り積もった。 この日の室堂平は朝から冷え込み、午後4時半の気温は氷点下1度。室堂平からは、雄山から連なる真砂岳や別山の稜線(りょうせん)がうっすら雪化粧した光景が見られた。雷鳥荘の中橋幸一支配人によると、稜線の積雪は10月28日に続いて今季2度目。「ようやく降ってきたが、まだ例年並みの厳しい寒さは感じない」と話す。 平野部から望む立山の冠雪の観測は例年より大幅に遅れている。平年値は10月12日で昨年は10月8日。最も遅かったのは1977年の11月9日だった。