来年65歳になり「年金生活」が始まります。給料がゼロ円だと、新しい「クレジットカード」は作れないですか? 年金の振り込みがあれば大丈夫でしょうか?
定年退職後は、多くの人が新たなスタートラインを迎えます。年金生活になった場合、定期的に入る給与がなくなり、主な収入源が年金に限られることで、生活スタイルに大きな変化が訪れます。この段階で、新たにクレジットカードを作成できるかどうか、疑問を感じる人も多いでしょう。 クレジットカードは今の生活において、オンラインショッピングや緊急時の支払い、さらには海外旅行など、欠かせないツールです。本記事では、定年後に年金生活をして収入が0円の場合でも、新しくクレジットカードを作成できるかどうかを解説します。 ▼高齢者の「4人に1人」は働いている!? 平均年収はどのくらい?
定年後でもクレジットカードは申し込める
クレジットカードに関して、近年では年齢による明確な申し込み制限はないのが一般的です。年金の受給を開始していても、定期的な収入があると認識されればクレジットカードを作成することは可能と考えられます。 カード発行時の審査では、収入の安定性と継続性が重視されるためです。年金は収入として認められるため、金融機関の多くが、年金受給者のクレジットカードの申し込みを受け付けています。 クレジットカードによっては、年齢層に応じた特典やサービスが提供されています。ただし、一部の金融機関では年齢制限を設けており、申し込み可能な年齢上限を超えると新規でのクレジットカード作成が難しい場合もある点には注意が必要です。
定年前から使用しているクレジットカードは使えるのか
定年前から使用しているクレジットカードも、引き続き使用できます。定年退職後にクレジットカードの限度額が引き下げられる可能性はありますが、定年退職そのものが原因ではなく、主に収入の変化によるものです。 クレジットカードの限度額は、利用実績だけでなく、カード会員としてのランクや年収に応じて設定されます。したがって、定年前後で収入に大きな変動が生じた場合、カードのランクや設定されるショッピング利用可能枠が見直される場合もあると理解しておきましょう。 カードが有効期限を迎え、更新するときには、会員の現在の収入状況に基づく調査が行われるため、このときに限度額が調整される可能性があります。しかし、退職したことそのものが直接的な理由で限度額が下げられるわけでありません。収入が維持されていれば限度額の大幅な変動は少ないと考えて良いでしょう。