優勝者は憧れの『今日好き』参加! 4年ぶりの公開オーディションは“波乱の展開”に?
現役高校生たちが2泊3日の修学旅行に飛び出し、運命の恋を見つける恋愛リアリティーショー『今日、好きになりました。』(ABEMA/:今日好き)。10月14日の放送では『今日好き 公開オーディション』の模様がオンエアされた。 【写真】みづき、くめはるの撮り下ろしカット 次世代のスターを発掘すべく、同番組でオーディションを開催するのも約4年ぶりのこと。前回は、2020年夏放送の『紫陽花編』に参加した、きだい(小林希大)&すずか(石川涼楓)が選ばれ、その後の彼らが番組の物語に大きく影響したのは周知の通り。当たり前だが、オーディションは番組にとって重要なものである。 今回は、事前に選ばれた6名のうち、上位2名の男女1名ずつが『今日好き』参加の切符を手にすることに。オーディションに先駆けては、公式サイトでの人気投票、ならびにSNSに投稿した「今日好きダンス」動画の再生回数レースを実施したほか、当日は抽選で選ばれた57名の視聴者が3つの審査項目ごとに現地投票。事前審査では、各項目とも1位:50ポイント、2位:20ポイントが与えられたのだが、現地審査では視聴者1名につき、審査項目ごとに1位:2ポイント、2位:1ポイントを付与。単純計算だが、3審査で最大342点(2点×57名×3審査)を獲得できるという、現場での頑張りが大きく評価されるものとなっていた。 それでは肝心のファイナリストについて、審査項目ごとにハイライトを交えて紹介していきたい。本稿後半には、優勝者インタビューも用意しているため、そちらもお楽しみに。 ・おおりく&さき、“1分間自己PR”で個性をアピール! まずは「1分間自己PR」から。『今日好き』といえば、2泊3日の限られた時間で自身の存在をどれだけ“アピール”できるかが鍵。たとえ思い通りにいかずとも、相手の心にどれだけ印象を与えられるかが重要で、それは自己紹介でも同じことだ。 メンバー6名のうち最も衝撃的だったのが、トップバッターのおおりく(大山陸斗)。「特技があまりない」と謙遜するそぶりを見せていたものの、選んだアピール方法がまさかの腕立て伏せをしながら自己紹介。人見知りで緊張しやすいとのことだが、あまりに大胆すぎる。番組の“恋愛見届け人”を務める井上裕介(NON STYLE)も、冒頭から「カオスすぎるて!」とツッコミキレキレだった。この事件は本稿後半のインタビューでも、オーディション優勝者から触れられているが、さすがに周囲も「(これには)負けたな」と内心は思っていたという。 さき(田邉沙紀)は、最近始めたというラテアートに挑戦。計量カップでミルクを温め、30秒近く経過したところでやや心配になったのだが、エスプレッソにミルクを注ぐ手つきに妙な焦りが……と思ったところで、ミルクが“どぼっ”と。ラテアートになによりも必要な繊細さが奪われてしまう。悔しい表情で、失敗を伝える結果となった。 が、事前に準備してきた手作りクッキーで即挽回! 井上からは、芸人目線でいえば成功だけが求められているわけでなく、むしろ失敗した方がたくさんの人の記憶に残る。狩野英孝などが、その代表例だというありがたいフォローも。“笑いの神に愛された天才”こと、狩野英孝を引き合いに出させたのだから、さきには自信をもって、これからもラテアートを続けてほしい。 ・くめはる&わか、本当に高校生? 私服ランウェイで井上が“ぽかん顔”に陥る場面も 続いての審査項目は「私服ランウェイ」。テーマは『今日好き』の旅で好きな人を振り向かせたい本気の秋コーデ。制服と私服のギャップも重要になる『今日好き』。ここでは、くめはる(久米陽斗)とわか(中本和花)が大活躍となった。 順に、くめはるは胸元がざっくり開いた短丈シャツ、トレンドのワイドパンツでAラインを意識。オールブラックに首元のチェーンでアクセントをつける、韓国スタイルが少し背伸びをしていてかわいくも大人っぽいものに(くめはるが説明した「Aライン」の言葉に、井上がぽかんと口を開けていたのも最高だった)。わかはビビットピンクのシャギーニットに、ブラックのショートスカートをコーデ。ポイントはベレー帽で、服装のトーンにネイルも合わせたという。どちらも高校生とは思えぬ着こなし、そして服選びのセンスだ。 ・なかりく&みづき、それぞれの色が出た2ショット 先輩メンバー・はなみちも絶賛 最後は「いきなり2ショットトーク」。『今日好き』の旅では欠かせぬイベントを、なんと同じファイナリストのなかから相手を指名して、実際にデモンストレーションするというもの。 全メンバーとも見応え満載だったのはもちろん。特に、なかりく(仲陸翔)はわかに向けて、2ショットに誘う時点で地面に膝をセット。“井上塾”門下生でないはずなのに、見事な技である。さらに変顔が特技のわかに合わせて、自身も“わかスペシャル”の変顔を用意してきたり、一方で「言葉で表すより、ビビッときてしまいました」と言葉選びで魅せたり。先輩メンバーのはなみち(植野花道)からは「自分が初めて出たとき、こんなに喋れてなかった」、井上から「今日好きが好きで、今日好きを観ていたら、こんなモンスターが生まれるのか」、同じく“かす”からも「(番組の)英才教育を受けてきた」と大絶賛だった。 また、みづき(秋山みづき)はくめはるを誘い、大好きなチョコレートと共に2ショット。こちらはお互いの自然体が特に引き出されており、話が弾みすぎた結果、まさかの時間オーバーで強制終了。もっと長く、みづきのナチュラルな笑顔を見たいと思わされたが……その願いはそう遠くない未来で叶ってくれるらしい。 ・『今日好き 公開オーディション』気になる結果&獲得ポイント 途中、本当の旅を見ている気分になり、願わくば6名とも『今日好き』で観たい。この全員で旅をしてほしいと思わされたが、今回はオーディション。結果は付きものである。 まずは、事前審査の得点が次の通り。 1位:くめはる(100ポイント)、2位:なかりく(20ポイント)、3位:おおりく(20ポイント) 1位:みづき(100ポイント)、2位:わか(40ポイント)、3位:さき(0ポイント) くめはるは、SNS動画再生回数が約73万回と、2位に約3倍差もの大差を付けたほか、事前投票でも3万票を獲得。一方の女子陣はそこそこ三つ巴ななか、みづきが2項目とも抜きん出た形に。そして、当日審査の結果をあわせると……。 <1分間自己PR> 1位:くめはる、2位:なかりく、3位:おおりく 1位:さき、2位:みづき、3位:わか <私服ランウェイ> 1位:なかりく、2位:くめはる、3位:おおりく 1位:さき、2位:みづき、3位:わか <いきなり2ショットトーク> 1位:なかりく、2位:くめはる、3位:おおりく 1位:さき、2位:みづき、3位:わか 男子は混戦。一方の女子は、さきが全項目で1位にランクイン。現場審査で視聴者の心を大きく掴んだ。気になる優勝者は……。 男子:くめはる、女子:みづきに決定! さきは、事前投票での差を埋められず、26点差のあと一歩な結果となった。なお今回選ばれた両名は、11月25日より幕を開ける『冬休み編2024』への参加が発表されている。 憧れの『今日好き』の旅を目前に、優勝した二人はなにを想うのかーー気になった筆者は、収録終了から10分も経っていない二人に突撃。オーディション終わりの率直、かつ“ほやほや”な想いを聞き出し、インタビューとしてまとめたため、ここから先も楽しくご覧あれ。 ・くめはる&みづき、公開オーディション終了直後の想いとは? ーーまずは、オーディションを終えての想いから聞かせてください。 くめはる:とりあえず、ひと安心(笑)。オーディション期間中は、視聴者の皆さんからSNSで毎日のように「投票したよ」とメンションが届いたり、僕の友だちがそのまた友だちに事前投票のことを広めてくれたりと、本当に愛に溢れているなと感じられました。言葉じゃ表しきれないほど感謝してますし、色々な方々の想いを背負って『今日好き』の旅に挑戦し、カップル成立して日本に帰ってきたいです。 みづき:私も同じ気持ちです。学校の友だちに家族と、たくさんの応援の声をいただけて、本当に勇気をもらえました。今回のオーディションで私のことを新たに知ってくださった方もいたので、頑張ってよかったです。『今日好き』の旅に参加するからには、自分から気になる人に積極的にアタックします! ーー今回のオーディションで、お互いのことで印象深いシーンはありますか? みづき:私はやっぱり、くめはるくんがわさび寿司を食べたところ(笑)。出会った頃はふわっとした雰囲気の子だなと思っていたのですが、意外にノリがよくて面白いし、今日またさらに印象が変わりました。 ーー「1分間自己PR」では、巻物のように長いカンペを取り出すシーンも。 くめはる:あれは昨日、思いつきました(笑)。わさびが多すぎて上手く喋れなかったんですけど、本当はめちゃめちゃ長い紙なのに「投票お願いします」しか書いていないところをもう少しわかりやすく見せたかった。 みづき:でも、すごく面白かったよ! くめはるくんのよさも、オチの部分もちゃんと伝わってた! ーーそれこそ、さきさんが自己PRとしてラテアートに挑戦し、惜しくも失敗してしまった際、井上さんから“失敗した方が印象に残る”というフォローもありました。くめはるさんも同様で、わさびを口にして瞳孔を開きながら「無表情です」と真逆の回答をしていたシーン、本当に“フリオチ”がちゃんとしていましたよ。 くめはる:嬉しいです! みづきちゃんは「いきなり2ショットトーク」で、僕にチョコレートをくれた場面が記憶に残ってる。僕自身、食べるのが大好きなのでめっちゃうれしかった。 ーーあの、この取材をアピールタイムっぽく使うの、やめてもらえます?(笑) みづき:あはははっ(笑)。 くめはる:あ~、ごめんなさい!(笑) ーー冗談はさておき、先輩メンバーのりょうかさん(折田涼夏)があの時間の冒頭、女の子はあざとく、男子に誘ってもらえるようにと、女子ならではのアピール方法をアドバイスしていました。みづきさんは女子3名のうち、最も自然な笑顔を見せていた点で、オーディションを勝ち抜いたのも納得な気がします。そのほか、今回のオーディションで特に驚いたシーンなどは? くめはる:おおりくくんが、腕立て伏せをしながら自己紹介したこと。一番手から衝撃が強すぎて「これもう、勝てないじゃん(笑)」って思ってました。シュールだけど面白くて、本当に心を持ってかれちゃった。 みづき:わかちゃんがしていたエイリアンのコスプレもすごかったよね。本当に面白かったし、私も「これは取られた!」って正直思ってた。 ーーオーディションのなかで、最もキュンとしたアプローチはありましたか? ほかのメンバーはもちろん、ご自身のものでも構いませんよ。 くめはる:じゃあ、僕がした“アイ・ラブ・J・K”の占いで! あれは変な意味じゃなく、自然に相手と触れ合えるし、告白前に心の距離を詰めることで、その後の成功率も高まるんじゃないかな。 みづき:私は、さきちゃんとわかちゃんが、アピールに向けてプレゼントなどを用意していたこと。ふたりが気になる人を想いながら準備する姿を想像して、キュンとしちゃった! ーーどちらも本当に素敵でした。少し話は変わりますが、おふたりが好きな『今日好き』の旅や、過去メンバーについて教えてください。 みづき:私は『ドンタン編』で、せりくん(松井芹)とじゅりなちゃん(はなさきじゅりな)の2ショットが終わるのを待つ間、きんごくん(内田金吾)が後ろで『今日好き』の主題歌(緑黄色社会「恥ずかしいか青春は」)を歌っているシーン。オンエアを観ていて、めちゃめちゃ笑いました。好きなメンバーは、るるさん(実熊瑠琉)とねねさん(古園井寧々)です。本当に大好き! くめはる:僕は『卒業編2024in セブ島』で、バオくん(Bao)とまうちゃん(小國舞羽)の告白シーンが大好きです。ようやくカップル成立して、バオくんがいざハグしようと腕を広げたときの、慣れていない初々しい感じがたまらなくて。好きなメンバーもバオくんで、謎だらけな部分を開拓していくのが面白そう。 ーー「謎だらけ」なのは、くめはるさんも同じですよ(笑)。 くめはる:えへへへっ(笑)。 ーー続いて、好きなタイプも教えてください。 みづき:面白くて、リードしてくれて、優しい人。 くめはる:愛嬌があって、僕が話しているときに目を見て聞いてくれる人。 ーー未来の自分に向けて、旅に参加する前に約束しておきたいことを考えてみてください。 みづき:私はアピールタイムのとき、大好きなお菓子やデザート、そして気になる相手と一緒に楽しい時間を過ごしてみせます! くめはる:僕は、気になる子と一緒にわさびを食べます! みづき:え、一緒に!?(笑) くめはる:うん。一緒に苦しみあって、同じ感情を味わえば、好きの気持ちだって共有できるかも。なので、日本からわさびを持っていきます! ーー空港であえなく没収されないことを願うばかりです。 くめはる:た、たしかに。そのあたりも含めて頑張ります!
一条皓太