中国外相、台湾独立「断固拒否」 ミュンヘン安保会議で
【北京共同】中国の王毅外相は17日、ドイツ南部ミュンヘンで開催中の「ミュンヘン安全保障会議」で演説し、緊張が高まる台湾問題について「独立は断固として拒否する」と主張した。中国と台湾は不可分の領土とする「一つの中国」原則を強調した上で「台湾海峡の平和と安定を守るのは中国だ」と述べ、関係国をけん制した。 王氏はウクライナに侵攻したロシアは中国の最大の隣国であり、共通の利益を満たす関係だと述べ、米欧による対ロ制裁の抜け穴になっているとの懸念を否定した。 ウクライナ情勢を巡っても、中国は平和的解決に向けて建設的に取り組んでいると訴えた。