DeepLと徹底比較!PDFのレイアウトを崩さず翻訳できる最強ツールって?【今日のライフハックツール】
「DeepL」とレイアウト・訳文を比較
次に、AI翻訳ツールとして一番知名度のある「DeepL」と比較してみましょう。まずレイアウトから見てみますが、「DeepL」だと以下のように、レイアウトの崩れが激しいです。 まるまる1ページが空白になっているところもあったりして、かなり見にくいものとなっています。 次に訳文について見てみましょう。 【「DeepL」の訳文】 「ノートパソコンでノートを取ることは、ますます一般的になってきている。多くの研究者が、ノートパソコンによるノートテイキングは、手書きによるノートテイキングよりも学習効果が低いと指摘している。 先行研究は主に、ノートパソコンを使用する際の学生のマルチタスク能力や注意散漫に焦点を当てている。 今回の研究では、ノートパソコンをノートを取るためだけに使用している場合でも、ノートパソコンの使用により処理が浅くなるため、学習効果が損なわれている可能性があることが示唆された」 “longhand”はしっかり訳されていますね。ですが、“note taking”が「ノートテイキング」となっているのは惜しいところ。それ以外の部分については、「Readable」と互角の訳文レベルです。要旨以降の本文についても、甲乙つけがたいものでした。 総じて評価すると、レイアウトは「Readable」が圧倒的に優秀で、翻訳の質は「DeepL」が、わずかに上かなという印象です。 最後に、コストパフォーマンスの点で見てみましょう。「DeepL」は「Starter」コースが1150円/月で、1カあたり5ファイル、1ファイルあたり10MBまでという厳しい制限があります。 対して「Readable」は、980円/月でアップできるファイル数は無制限、1ファイルあたり100ページ、50MBまで。 PDFファイルの和訳ツールとしては、「Readable」に軍配が上がりますね。それなりの数のPDFの論文や資料を翻訳するニーズがあるのなら、素直に「Readable」をオススメします。 >>「Readable」ダウンロードはこちら 今日のライフハックツールをもっと見る>> Source: Readable
鈴木拓也