平均年収「正規」と「非正規」で300万円以上もの差が…男女差もチェック
年収階級別「年収100万円以下~2500万円超」の割合はどれくらい?
同資料より、年収階級別「100万円以下~2500万円超」の割合を確認していきましょう。 ●【年収階級別】給与所得者の分布 ・100万円以下:7.8% ・100万円超200万円以下:12.7% ・200万円超300万円以下:14.1% ・300万円超400万円以下:16.5% ・400万円超500万円以下:15.3% ・500万円超600万円以下:10.9% ・600万円超700万円以下:6.9% ・700万円超800万円以下:4.8% ・800万円超900万円以下:3.3% ・900万円超1000万円以下:2.2% ・1000万円超1500万円以下:4.0% ・1500万円超2000万円以下:0.8% ・2000万円超2500万円以下:0.3% ・2500万円超:0.3% 上記のとおり、年収のボリュームゾーンは「300万円超400万円以下」。年収400万円以下の人は51.1%と半数以上であることがわかりました。 男女別のボリュームゾーンを見ておきましょう。 上図のとおり、男性は「400万円超500万円以下」が17.7%、女性は「100万円超200万円以下」が21.5%で最も多くなっています。 日本の平均年収はたしかに458万円ですが、実態とはやや異なっているようです。 ここまで確認してきた平均年収は額面です。たとえば年収が額面で458万円だった場合、税金や社会保険料が天引きされ手取りは75~80%程度になると考えておきましょう。 最後に、現役世代の貯蓄額を確認します。同年代の人たちがどれくらい貯蓄をしているのか、参考程度に眺めていきましょう。
現役世代「20歳代~50歳代」の平均貯蓄額と中央値はいくら?
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」より、現役世代にあたる20歳代~50歳代の平均貯蓄額と中央値を確認していきます。 金融資産非保有世帯を含む、現役世代の貯蓄額の平均と中央値は以下のとおりです。 ※金融資産保有額には、預貯金以外に株式や投資信託、債券などの金融資産残高が含まれます。 ●20歳代 ・二人以上世帯:平均貯蓄額249万円・中央値30万円 ・単身世帯:平均貯蓄額121万円・中央値9万円 ●30歳代 ・二人以上世帯:平均貯蓄額601万円・中央値150万円 ・単身世帯:平均貯蓄額594万円・中央値100万円 ●40歳代 ・二人以上世帯:平均貯蓄額889万円・中央値220万円 ・単身世帯:平均貯蓄額559万円・中央値47万円 ●50歳代 ・二人以上世帯:平均貯蓄額1147万円・中央値300万円 ・単身世帯:平均貯蓄額1391万円・中央値80万円 上記のとおり年齢があがるごとに、貯蓄額も増えていく様子がみてとれます。 一般的に年収のピークは50歳代といわれていますが、貯蓄額においても40歳代から50歳代にかけて大きく増えています。