NZ期待インフレ率、第4・四半期は低水準維持=中銀調査
[シドニー 11日 ロイター] - ニュージーランド(NZ)準備銀行(中央銀行)が11日公表した四半期調査によると、第4・四半期の期待インフレ率は低水準にとどまり、今月3会合連続の利下げがあるとの見方が定着した。 調査は企業経営者や専門家40人に実施。2年後の期待インフレ率は2.12%と前期の2.03%から上昇した。2年間は中銀の政策が物価に波及する期間と見なされている。 1年後の期待インフレ率は平均2.05%で、前回の2.40%から低下した。 中銀のインフレ目標は1─3%。 中銀は8月、政策金利のオフィシャルキャッシュレート(OCR)を2020年3月以来初めて引き下げ、10月にはさらに50ベーシスポイント(bp)引き下げて4.75%とした。