【JRA】引退した藤田菜七子さんの調査を今後も継続「通信相手の特定には至っておりません」
JRAは28日、報道陣向けの説明会を行い、騎手免許の取り消し申請がJRAに受理され、10月11日に騎手を引退した藤田菜七子さん(27)について今後も調査を継続する考えを明かした。 松窪隆一審判部長は「通信相手が特定され、証拠が明らかになれば処分を可能性がある、というのは変わりません。ただ、現時点で通信相手の特定には至っておりません。今後私どもが知り得ていない新たな事実が出てきた場合にはそれを基に調査をしていく、というスタンスに変わりはありません。ご本人から相手に関しては言いたくありません、言えない、という話でした。そこが変わらないのであれば、あくまでも出てきた情報から調査できるものがあれば調査をし、判明できる証拠をもって本会としてできる対応をしていくことに変わりはありません」と説明した。 藤田さんは現役時の23年4月ごろまで複数回にわたり、調整ルーム居室内に通信機器(スマートフォン)を持ち込み、通信していたことが判明。重大な非行があったものと認められ、日本中央競馬会競馬施行規程第148条第2項により裁定委員会に送付するとともに、同条第4項により24年10月11日から裁定委員会の議定があるまで騎乗停止とされていた。