治らない口内炎、じつは「がん」の可能性も⁉放置するとヤバい口内炎の特徴
Q.口内炎ができやすい人・治りにくい人にはどのような特徴がありますか
疲れやストレスをため込んでいる人は、口内炎が重症化しやすいといえるでしょう。疲れやストレス、睡眠不足などは体の免疫機能を著しく低下させます。結果、口内炎が治らず広がってしまうことがあります。 ほかにも虫歯や歯周病を放置して歯科医院に何年も受診していないなど、口腔内環境の悪化によって局所的な免疫低下が引き起こされ、重症化するケースも考えられます。 性感染症(梅毒、淋病など)による口腔内症状として、口内炎が現れることもあるので注意が必要です。
Q.口内炎を少しでも早く治すためにできることはありますか
まずは体調とストレスの管理です。もし口内炎が頻繁にでき、不摂生な生活が続いているなら、体からの「危険な状態」との警告ですので、症状だけに固執せずにベースとなる生活習慣を見直しましょう。 市販薬で治すこともありますが、受診して医師の診断のもとに処方薬を使うことができると安心です。薬のほかに、場合によってはレーザー治療で早く治すことも可能でしょう。 教えてくれたのは… 角田智之(つのだ ともゆき)さん 歯科医師。つのだデンタルケアクリニック院長・歯科医師臨床研修指導医・日本選択理論心理学会認定選択理論心理士。1992年、明海大学歯学部卒業。日本大学板橋病院、社会保険横浜中央病院、久留米大学病院、(医)高邦会高木病院歯科口腔外科を経て、2008年福岡市博多区につのだ歯科口腔クリニックを開設。2015年同じ博多区内で移転開設し、つのだデンタルケアクリニックに名称変更。予防診療と舌痛症のメンタルカウンセリングを行っている。専門分野は口腔外科、歯科心身症。 編集:サンキュ!編集部 ※記事の内容は記載当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
サンキュ!編集部