沖縄科学技術大学院大学が職員を懲戒解雇 業者から違法な金銭受領か 第三者委が調査へ
沖縄科学技術大学院大学(OIST)は、問題行為があった職員を25日付で懲戒解雇したと公式ホームページ(HP)で公表した。関係者によると、職員は業務を請け負う業者から違法な金銭を受け取っていた疑いがあるという。OISTは第三者委員会を設置し、調査する。 【写真】OISTのカリン・マルキデス学長 OISTは26日、本紙取材に対して、第三者委での調査を踏まえ、再発防止策や責任の所在を明らかにすると説明。「HPに掲載している情報以上の公開は調査への影響を考慮し、差し控える」と回答した。第三者委の調査結果は公表するという。 HPの発表はカリン・マルキデス学長兼理事長名。職員の違法行為を巡り、学内規程に従い懲戒審査をした結果、「職員の行為は懲戒事由に当たると認められた」と解雇の理由を説明している。 また、違法行為の原因や影響を精査する必要があるとし、第三者委での調査結果を基に責任の所在を明らかにした上で「必要な対応をとる」とした。(社会部・大野亨恭)